5月5日のこどもの日に、茨城県の筑波サーキットで毎年恒例のイベント「コカ・コーラ オールドナウ・カーフェスティバル」が開催された。今回はまず、会場に集まったフェラーリ、ポルシェ、ロータスの中からいくつか印象深いクルマをご紹介しよう。


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まずはイタリアの名門フェラーリ。このイベントでは毎年、日本初のフェラーリ・オーナーズ・クラブとして1982年に誕生した「フェラーリクラブ・ジャパン」の方々によるデモンストレーション・ランと、200km/hを超えるスピードで跳ね馬同士が競い合う本格レース「フェラーリ・カップ」が開催されている。今年は1987年にフェラーリが創業40周年記念として発表した「F40」と、その10年後の1997年までに50周年を記念して349台が限定生産された「F50」がパドックで2台並び、多くの人々の注目を集めていた。F40の方はレース仕様の「コンペティツィオーネ」のようなモディファイが加えられていて(本物!? と一瞬思ったが、ナンバープレートが付いていたので公道用車両らしい)、大きく開くリア・カウルを上げた姿はワイルドな迫力。一方のF50は、レース・テクノロジーを応用したスーパーカーという言葉に相応しい洗練を、各部の仕上げにも感じさせる。フェラーリ・ストラダーレ(公道用フェラーリ)の20世紀を集大成する傑作と言えるだろう。


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こちらは1980年代後半の「328GTS」を大改造したマシン。イタリア・スーパーカーGT選手権に参戦していた「348」や「F40」を思い出させる「モンテ・シェル」カラーがよく似合っている。デタッチャブル・ルーフはカーボンファイバーで新たに製作されていた。ビス留めの前後オーバーフェンダーだけでなく、エンジン・ルームやコクピットもレースカーそのものといった素敵な雰囲気。


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今年は「360 モデナ」や「F430」の姿が減り、替わって「458 イタリア」が増えたような気がする。皆さん、乗り換えられたのだろうか。この日集まった数十台のフェラーリは、多くが赤いボディ・カラーを纏っていたが、中には上の画像のように白いボディに落ち着いた赤系のインテリアを組み合わせた458や、淡いブルー・メタリックの外装色に薄いベージュのシートがお洒落な360スパイダーも。



1970年代に日本でスーパーカー・ブームを巻き起こした、週刊少年ジャンプ誌連載のコミック『サーキットの狼』に登場する架空のレースカーを実車として再現したという「ディノ レーシング・スペシャル」と、物語の中でそのベースとなったフェラーリのV6搭載モデル「ディーノ 246GT」。これについては後ほど改めてご紹介したい。


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1980~90年代を代表するスーパーカー「テスタロッサ」の進化形である「512TR」も参加。今ではもうなくなってしまった水平対向12気筒をミドシップ・マウントする当時のフラッグシップは、直接の後継モデルが存在しないこともあり、今なお魅力的、と思う方も多いのでは。サイドのエア・インテークが印象的なボディの全幅は、現代の「F12ベルリネッタ」より30mm以上広い。ちなみに全長はトヨタの「プリウス」とまったく一緒。


続いてポルシェ編。



美しい赤い「911」は「ナロー」と呼ばれる初期のモデル。1968年式の高性能版「911S」だそうだ。2.0リッター水平対向6気筒エンジンのレスポンスは、度々「カミソリのような」と表現される。インテリアも含め、極めてオリジナルに近いフル・ノーマルなコンディションに見受けられた。



鮮やかなブルーの「356」は「T6」と呼ばれるボディを持つ1962年型「356B」の高性能グレード「スーパー90」。1.6リッター水平対向4気筒エンジンはその名の通り、90馬力を発生した。ドイツ本国よりもカリフォルニアあたりの景色が似合いそう。



こちらは356の中でも最終形となった「356C」の高性能版「356SC」を、レース仕様にモディファイした車両。バンパーを外すとイメージが一気に変わる。5スポークのホイールは911用だろうか。



1989年に大掛かりなモデルチェンジを受けて登場した「964」型と呼ばれる911の、中でもこのクルマは人気が高い「RS」を名乗る限定モデル。2輪駆動の「カレラ2」をベースに、エアコン、パワー・ステアリング、リア・シート等の装備を省略した上、アルミ製フロント・フードや薄いガラスを採用することで大幅に軽量化し、足回りやエンジンにチューニングも施されている。ウインドウ・レギュレーターは手回し式。ドアを開けるときにはシート・ベルト同色のストラップを引っ張る。



同じく964型だが、こちらは1990年型のカブリオレを大改造した車両。なんとフロント・ウインドスクリーンをフレームごと取り去り、小さな風防を備えるのみというスパルタンな出で立ち。



次のクルマは厳密に言えば「ポルシェ」ではない。997型と呼ばれる先代911をベースに、ドイツの "自動車メーカー" であるルーフが製作したコンプリートカー「Rt12」だ。3.6リッター水平対向6気筒エンジンはルーフが独自にツイン・ターボ化。標準仕様で本家ポルシェの911ターボを凌ぐ530psを発揮する。車名は「ルーフ」の「ターボ」モデルで「12番目」という意味だとか。911ターボとは違う位置に開けられたリア・フェンダーのダクトなど、エクステリア・デザインも魅力。

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イタリアのフェラーリ、ドイツのポルシェと来れば、次はイギリスのロータス


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以前「ヨーロッパ」ベース(中身は別物だが)のレースカー「47GT」をご紹介したが、今年は「エラン」のレース仕様車「26R」も姿を見せた。赤いヘッド・カバーが装着されたエンジンは、ロータス・ツインカムをベースに、レース用エンジンの製作で名高いコスワースが手掛けたもの。ノーマルなエランとは異なる固定式ヘッドライトや、綺麗なブルーで塗られたコンパクトなボディは見るからに可愛らしいが、中身は硬派な本物のレーシング・スポーツカー。



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ジョルジェット・ジウジアーロが手掛けたスタイリングが魅力の初代「エスプリ」。これは各部に改良が施された「S2」と呼ばれるモデルだ。リア・ハッチゲートには、ロータスがF1で7度目のコンストラクターズ・タイトルを獲得した1978年製であることを示すプラークが誇らしげに付けられていた。トノカバーが外されているため、リア・ウインドウを通して見える2.0リッター直列4気筒が、まるでV8エンジンの片バンクだけが残されたかのように、45度傾けて縦置きミドシップ・マウントされていることがよく分かる。


好みや方向性は違えど、いずれもオーナーの個性と愛情が感じられる、素晴らしいスポーツカーばかり。次回は負けず劣らず魅力的な国産ヒストリックカーをはじめ、会場で見掛けたその他のクルマたちをご紹介したい。

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