一昨年に、ポルシェが2014年のル・マン24時間レースに復帰することをお伝えしたが覚えているだろうか? そんなポルシェが、来年のレースへの復帰を記念し、ル・マンで活躍した伝説のレーシングカー、「917」を振り返るビデオを制作したのでご紹介しよう。

映像には、1971年のル・マンで活躍した917が登場する。917には42kgという当時、最軽量のマグネシウム製スペースフレームが使われており、テスト走行ではジャッキー・オリバーが平均250km/hの最速ラップを記録。この記録は、現在も破られていない。また、同年ル・マンで優勝したヘルムート・マルコ(現在はインフィニティ・レッドブル・レーシングのモータースポーツアドバイザー)とジィズ・ファン・レネップのコンビは、走行距離5335.3kmという最長走行記録を達成した。この記録は、2010年にアウディR15 TDI」によって破られたが、実に驚異的な記録だ。

さらに記録だけでなく、71年はフランス製のエアロパーツを採用した可愛らしい917も注目を集めた。このマシンは、ワイド化され丸みを帯びたボディ形状が豚をイメージさせたことから、ポルシェがあえてピンク色に塗装し、"ピッグ"の愛称で親しまれた。しかし、当時のチームスポンサーだったマルティーニは、ピンクの車体をからかわれることを嫌ってか、自社のロゴを使用する許可を与えなかったという。しかし、ピッグは現在でも多くの人に愛されている。

それでは早速、1971年当時の917の貴重な姿を収めた映像をご覧いただこう。



By Jonathon Ramsey