【NYオートショー2013】日産とギブソンがコラボした、ギターの移動サービス車!
日産は、アメリカの著名な楽器メーカーであるギブソンと共同で、ギターの移動修理&レストア・サービス車を製作した。現在開催中のニューヨーク国際オートショーに出展されたこの車両については先日写真で簡単にご紹介したが、日産から日本語字幕付きの公式ビデオが公開されたこともあり、今回改めてもう少し詳しくお伝えしよう。

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「ハミングバード」のようなアコースティック・ギターや「レスポール」に代表されるエレクトリック・ギターで知られるギブソン社の製品は、約100年もの間にわたってプロ・アマ問わず世界中のミュージシャンに愛され続けている。ギターが少しでも弾ける人であれば、その名前は知らないはずがないどころか、憧憬の念を持って常に語られるような存在だ。



そんな世界的弦楽器メーカーと、日本の自動車メーカーである日産がなぜコラボレーションするに至ったかというと、それはどちらも "テネシー州ナッシュビルに拠点を構えてモノ作りをする企業" というご縁からだそうだ。両社は共同で日産の商用バン「NV200」(日本名:「NV200バネット」)をベースに、ギブソンの職人たちが移動先でギターの修理や復元作業をすることが出来るサービス・カーを考案・製作し、3月27日に開幕したニューヨーク・オートショーでお披露目した。



オーヴィル・ヘンリー・ギブソン氏によってミシガン州ガラマズーで設立されたギブソン社が、音楽の都として有名なナッシュビルに移ったのは1970年代のこと。同じように、フェアレディZの父として知られる「ミスターK」こと片山豊氏がロス・アンジェルスに設立した米国日産も、2006年に本社がこの地に移転されている。北米日産で商用車部門を統括するジョー・カステリ副社長によれば、「ギブソンと日産はどちらもテネシー州に拠点を置き、お客様の感情に訴える、しかも毎日使われる製品作りをしている会社です。私たちは長年、一緒に力を合わせて何かできないかと模索してきました。NV200 コンパクト・カーゴ・バンによってそれが叶えられたのです」ということだそうだ。ギブソン社のヘンリー・ジャスコヴィッツCEOは、「NV200のコンパクトな車体は狭い場所でも入って行けるので、都市部のライブ会場や大勢の人で混み合った野外コンサートのような限られたスペースでは理想的」と語る。ナッシュビルにはギブソン本社と工場の他に「ギブソン・リペア&レストレーション・ショップ」という楽器の調整や修理を行う工房があり、そこで働く職人や技術者たちは、このNV200でミュージシャンが演奏する場に同行し、彼らの大切な楽器の面倒を見ることが可能になる、というわけである。



それではこの「ギブソン NV200 モバイル リペア&レストレーション バン」と名付けられた車両を見ていこう。

カーゴ・スペースの中には幅46インチ(約1.17m)× 長さ56インチ(約1.42m)に作られた引き出し式の作業用テーブルが格納されており、"現場" ではこれを車体後部から外に向かって伸ばし、丸イスに座ったルシアーと呼ばれる職人がその上で楽器の修理などを行う。テーブル中央には各種パーツや工具が整頓された棚があり、その両側に2人の職人が向かい合わせに座って一方では修理、もう一方では調整を行うことが想定されているようだ。LEDを使った照明も完備しているという。テーブルの板面と角には大事な楽器を傷付けないようにカーペットが張られ、側面に取り付けられた6本のパイプの中にギターの弦を収納しておけるとか。運転席および助手席の背後には、4本のギターが掛けられるラックと、フロアに固定可能な工具箱を装備。2トーン・レザーで張り替えたシートのヘッドレストにはギブソンのロゴが入り、ダッシュボードやカーゴ・スペースの床、ドアの内側などには、ギブソンのギターで伝統的に使用されているマホガニーやメイプルなどの木材が張られている。車体サイドおよび後部のドアを開けるとギブソンが資本提携しているオンキョー製のスピーカーが搭載されていて、車外に向かって音楽を流せるそうだ。ボディに描かれたギターやオーディオは、ペイントではなくラッピングによるものだ。




日産によれば、この車両は「今後、コンサートや音楽フェスティバルで楽器の補修や修理を行う移動ステーションとして役立つことが期待」されていると同時に、他の業種や小規模ビジネスの起業家、趣味人たちに向けて、NV200の使用例として提案する目的もあるようだ。



同じアメリカのギター・メーカーであるフェンダー社がフォルクスワーゲンとコラボレーションした「ザ・ビートル・フェンダー」が、"音楽を楽しむ人" 向けに作られていたのに対し、ギブソンと日産は "それを裏で支える人たち" のためにこのクルマを製作した。モーターショーで展示するにはちょっと地味な感は否めないが、音楽とクルマを愛する人ならその価値が十分に分かるだろう。それほど音楽に興味がない人もビデオと写真をご覧頂ければ、アイディアや夢が広がるかも。あなたなら、NV200でどんな "業務車" が作りたいだろうか...?


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