マセラティの新型4ドア・フラッグシップ、「クアトロポルテ」日本発表!
マセラティ ジャパンは4月2日、東京・六本木にある泉ガーデンギャラリーで、新型4ドア・フラッグシップ・モデル「マセラティ クアトロポルテ GT S」を発表。同時に今後のビジネス展開について説明を行った。

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イタリア語で、ずばり「4つのドア」を意味する「クアトロポルテ」は、1963年に初代モデルが登場。最高速度230km/hを誇る当時最速の4ドア・サルーン...というよりも、"4ドアのスーパーカー" というような存在だった。それから50年、僅か10数台しか製造されなかった試験車的な2代目や、イタリア大統領の公用車として採用された3代目、そしてマルチェロ・ガンディーニがスタイリングを担当した端正な4代目と、日本人デザイナーの奥山清行氏がピニンファリーナ在籍時に手掛けたアグレッシブな5代目を経て、今年1月に開催されたデトロイト・オートショーで6代目にあたる新型がワールド・プレミア。3ヶ月経たないうちに日本でも発表される運びと相成った。




世界各国で57もの賞を受賞した5代目クアトロポルテの後継を開発することは、マセラティ ジャパンのファブリッツィオ・カッツォーニ社長の言葉によれば「かなり大変でした」とのこと。コンセプトは次の6つ。新設計パワートレインの採用、革新的な技術の投入、大幅な軽量化、消費燃料の低減化、快適性の向上、そしてイタリアン・デザインの真髄を体現した真のイタリア車であること。



おそらくイタリア車ファンにとって最大のトピックは、マセラティ自身によって数十年ぶりにゼロから新設計されたというエンジンの搭載だろう。これまで採用されていたフェラーリ製をベースとする自然吸気V型8気筒も、それはそれで魅力的ではあったけれど、やはり(同じフィアット傘下に収まるとはいえ)かつてグランプリの世界で鎬を削り合ったライバルが設計した心臓部を積むことは、誇り高きマセラティスタにとって忸怩たる想いがあったに違いない。

マセラティ本社内の「マセラティ・パワートレイン」が新たに開発したユニットは、最高出力530psと最大トルク72.4kgm(オーバーブースト時)を誇る3.8リッターV型8気筒と、最高出力410ps、最大トルク56.1kgmを発揮する3.0リッターV型6気筒の2種類。どちらも直噴式で2基のターボチャージャーを備える。組立は提携関係にあるフェラーリの工場で行われるという。




組み合わされるトランスミッションは、ZF社と共同開発したという8速オートマティック(のみ)。オートとマニュアル、それぞれの変速モードでさらにノーマルとスポーツという2種類のセッティングが用意されており、ノーマル・モードでは3,000rpmまでバイパス・バルブが閉じたまま、「快適かつ抑制の効いたエンジン・サウンドが楽しめる」。スポーツ・モードに切り替えるとハンドリングに関する様々な設定が変更になる上、このバイパス・バルブが開き、「最大のエンジン・パフォーマンスと、マセラティ独特の官能的なエンジン・サウンドを楽しめる」そうだ。シフト・チェンジに要する時間は先代モデルに比べると40%も速くなっているとのこと。そして5番目のモードとして用意される「I.C.E.(Increased Control and Efficiency:"制御と効率が向上")」を選ぶと、ドライブトレインは燃費を意識した設定となり、極端に路面μが低い状況でも安全に走れるという。シフト・チェンジも「可能な限りソフトに」変速される。以上全部で5つのモードから、路面や走行状況、気分によって選択することが出来る。

これら新設計のドライブトレインにより、V8搭載モデルは0-100km/h加速4.7秒、最高速度307km/hを記録。先代「クワトロポルテ スポーツ GTS」よりもそれぞれ0.4秒と22km/hも速くなっていながら、燃費は20%改善されているという。今秋に遅れて発売されるV6モデルには、伝統的な後輪駆動に加えて、「アクティブ・トルク・コントロール」によって瞬時に前輪にトルクを供給するAWD(4輪駆動)モデル「Q4」もラインアップされる。



燃費向上にも貢献する軽量化は、アッパー・ボディの60%、車体全体の35%にアルミニウムを使用したハイブリッド・ボディの採用によるところが大きい。全長5,262mm × 全幅1,948mm × 全高1,481mmというサイズは先代よりも大きく(152mm長く、53mm幅広く、61mm高い)なっているが、車両重量は160kgも軽くなっている。さらに空気抵抗係数は12%改善されて0.31となり、揚力も24%削減されたことで高速走行時のスタビリティも向上しているという。



フロントがダブルウィッシュボーン、リアは5リンクのマルチリンク式で構成されるサスペンションには、減衰特性を連続的に自動調整する新型可変ダンパーが装備され、最新バージョンの「スカイフック・システム」によって電子制御される。タイヤはV8モデルでは前245/40ZR20、後285/35ZR20サイズが標準。オプションで「最新技術によりリムの重さを20インチと同等に抑えた」という21インチ・ホイールも用意される。ブレーキはブレンボ社との"コラボレーション"によるもので、マセラティのロゴが刻まれたキャリパーは写真のシルバーの他、赤や黒など5色から選べる。




最上級のポルトローナ・フラウ製レザーを贅沢に使用したインテリアは、シート、ダッシュボード、ドア、ステアリング・ホイールなど各部を様々なカラーでコーディネート可能。ウッド・パネルは5種類が用意され、他にカーボンファイバーを選択することも出来る。レッグルームが10cm拡大されたという後部座席は3名用が標準だが、オプションで2名用も選べる。センター・コンソールには艶消しアルミニウムのフレームを持つ8.4インチ・ディスプレイ「マセラティ・タッチコントロール・スクリーン」を搭載。その上には伝統のエンブレムを象ったアナログ・クロックが埋め込まれている。出力1,280Wのアンプと15個のスピーカーで構成されるバウワース&ウィルキンス製「プレミアム・サラウンド・システム」はオプションだ。




価格はV8搭載モデルの「クアトロポルテ GT S」が1,690万円(消費税込み)。先代モデルと「価格はほぼ同等。ということは性能が上がっているわけですから、お買い得になっています」とカッツォーニ社長は微笑む。納車は6月から始まる予定だとか。V6モデルは今年の秋以降に導入される見込みだ。



今回、新型クアトロポルテと一緒に発表された今後のビジネス展開についても、いくつか興味深い情報が含まれていたので触れておこう。

マセラティでは今後、500万円前後の価格帯にハイエンドEセグメントに属する新型4ドア・セダン「ギブリ」と、1,000万円前後のスポーツ・ラグジュアリーSUV「レバンテ」を市場に投入することが決まっており(上の画像:左)、さらに既存モデルの改良を続けることで、2012年の販売実績6,307台から、2015年までになんと8倍の5万台という年間生産台数を達成する計画だという。もちろん日本も重要な市場と捉えているそうで、2010年4月にはマセラティ S.p.A100%出資子会社として日本法人マセラティ ジャパンを設立。ディーラー・ネットワークを刷新・強化していき、2015年までには国内販売台数を「5倍に伸ばしたい」そうだ。また、"マセラティ・ドライバー体験" の改善も図り、過去2年間でオーナー維持費を「37%削減」、デイズ・ダウン(サービス・ガレージに入庫していた日数)も、「それまでの平均9.2日から4.8日に短縮」することが出来たという。これはつまり、イタリアのマセラティ本社が日本市場に "本腰を入れてきた" と捉えることが出来るわけで、既存カスタマーや未来のオーナーにとっては、心強く嬉しい話だろう。




大きく、速く、軽く、そして燃費も向上した、マセラティがいうところの "ラグジュアリー・スポーツ・セダン"、新型クアトロポルテ。実車を目にして感じたことは、流石に堂々とした風格を漂わせながら、しかしイギリスやドイツの高級サルーンのような高圧的な印象はあまり与えない、ということ。すっきりと落ち着いた内装はイタリアン・スポーツ・モデルにありがちな派手目の演出はほとんど見られなず(注文次第で派手な色使いも可能だが)、5人または4人が快適に過ごせそうだ。知性と趣味の良さを合わせ持つ、家族想いのパワー・エリートが、仕事もプライベートもさらりとこれ1台で済ませる、という感じのクルマだろうか。興味を持たれた方は、以下のリンクから公式サイトをどうぞ。


「マセラティ ジャパン」公式サイト

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