ロシアの富裕層が、救急車に成りすましたタクシーを使ってモスクワの交通渋滞を回避しているという驚きのニュースが入ってきた。

これは、モスクワの警察がインターネットで"救急車タクシー"というサービスを提供する会社を見つけたことから発覚したもの。この救急車タクシーとは、サイレンを鳴らし、警光灯を点滅させ、客を目的地まで迅速に運ぶサービスだという。料金は1時間6000ルーブル(約2万円)で、外観は救急車と全く同じであるものの、シートなどは革張りになっているそうだ。

現地の警察は、不審なドライバーが運転する救急車を停止させ、車内を調べたところ、後部座席に救急隊員ではない普通の服装の人々が何人も乗っていたと発表している。また、カナダの『National Post』紙によると、モスクワの警察は、救急車と思しき車両を見つけると、それが本当に緊急車両かどうか目を光らせなければならないという。つまり救急車を追跡し、本当に緊急の事態であっても停止させる可能性があるということだ。

サービスの背景にはモスクワの交通事情の劣悪さがあるとはいえ、何ともあきれた話だ。

By Jonathon Ramsey