現在開催中の2013年のNYオートショーだが、今回は非常に地味な印象を受けるイベントとなってしまった。と言うのも、先日のジュネーブモーターショーには、フェラーリの「ラ・フェラーリ」やランボルギーニの「ヴェネーノ」、マクラーレンの「P1」など、華やかで魅力的なマシンが多数登場したが、今回はそのような華やかさはなく、"ジュネーブの後のおまけイベント"と言った感じが強かった。そこで今回は、このショーをよりネガティブにしてしまったと思われる4台の展示車を選んでみた。

その発表の前に、今回のオートショーには、意図のよく分からない奇想天外な車が多数登場しており、イベント自体も盛り上がりに欠けていることもお伝えしておこう。

<スバルが配ったTシャツ>

例えば、ランドローバーは新型「レンジローバー・スポーツ」の発表の際、俳優のダニエル・クレイグに2分間運転してもらい、その後2分間、車の横でポーズをとってもらうという演出をした。結局彼は、一言も言葉を発しなかったが、この仕事で約100万ドル(約9300万円)を稼いだという。またアウディは、新型のセダン「A3」を発表したのだが、展示フロアーに登場させなかったため、ほとんどのプレスが見ることが出来なかった。さらに、ダッジの発表した「デュランゴ」はとても写真が撮りにくい展示方法だったし、スバルは全く意味の分からないTシャツをメディア陣に配布し我々を困惑させた。


ワースト第4位: サイオン「tC」

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サイオンが高い人気を誇る「FR-S」(日本名:トヨタ「86」)のデザインを新型「tC」のセダンに採用したかったのはよくわかる。問題はそれがマッチしていないという事だ。
まるで、FR-Sとトヨタ「アバロン」(北米で製造・販売)、「カムリ」を継ぎはぎしたフランケンシュタインのようで、デザインの融合とは程遠い。それぞれのパーツはいいのだが、残念ながらこれは失敗作と言わざるを得ない。


ワースト第3位: ビュイックラクロス

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左にある新型「ラクロス」の写真と、こちらのリンク先、新型「リーガル」を比べて見てほしい。どっちがどっちだか、見分けがつくだろうか? 最近のビュイックの新作は好評だったのだが、今回は両車ともセダンという事もあり、あまりにも違いが分かりづらい。これでは、顧客は「決め手」がなく、迷うだけとなってしまうだろう。


ワースト第2位: 「アキュラMDX

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アキュラが「MDX」の記者会見を開かなかったら、我々はデザインが変わったことに気付かなかっただろう。ホンダはこれまでも、決してエクステリアのデザインで冒険をするようなメーカーではなかったが、何よりブランド力があり、それがホンダらしさでもあった。しかし、今回の微妙な変化に我々は何を書こうかと途方に暮れてしまっている。


ワースト第1位: 三菱ミラージュ」(北米仕様)

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北米における三菱は、ブランドの認知度が低いため苦戦している。それでも、今回は「ハイブリッドではない車として、ミラージュは最も燃費効率の良い車」と謳い、認知度を高めようと努力はしている。しかし、どうやら残念な結果になりそうだ。と言うのも、その外観といったら、まるで一昔前の車のデザインのようだからだ。さらに、1.2リッター、3気筒エンジンの最高出力はたったの79hp(日本仕様は69ps)とのこと。このスペックで三菱は本当に北米でミラージュが売れると思っているのだろうか?

By Michael Zak | AOL Autos