最近の自動車メーカーのラインナップを見ると、アメリカの大型車市場は活気を取り戻しているかのように思える。シボレーは新型「インパラ」を、トヨタは新型「アバロン」を発表し、ヒュンダイは新たに「アゼラ」をデビューさせた。また、日産は次世代「マキシマ」を現在、開発中とも言われている。

しかし、自動車業界のマーケティングを行っているPolk社によると、大型車市場は縮小しており、昨年の米の自動車市場でのシェアは、2008年の5.8%から3.5%にまで減少しているという。つまり、大型セダンはミニバンの陰に潜む存在となっているらしい。

最近は米市場でも低燃費車が人気となり、メーカー側もデザインの見直しや最新技術の搭載を大型セダンではなくミッドサイズセダンで行っていることがこうした背景の一因ではないかと言われている。その結果、フォード「フュージョン」ホンダ「アコード」といったファミリーセダンが、"現在の大型セダン"として消費者に定義されていると、Polk社は推測する。

しかし、このような分析の一方で、同社のアナリストは2015年にフォルクスワーゲン「フェートン」が米に再登場すると予想するなど、大型車市場がしばらく消えることはないと確信もしているようだ。

今後の大型車市場の動向に注目したい。

By Chris Paukert