今回は、ニューヨーク出身のインディー・ロック・バンド「Vampire Weekend(ヴァンパイア・ウィークエンド)」のミュージックビデオで、サーブ「900ターボ」のコンバーチブルが火だるまになる映像をお届けしよう。

このビデオは、世界中から注目を浴びる同バンドのニューシングル『Diane Young』用に制作されたもので、その中の約3分間、同車はほぼ変化のないままスローモーションで焼かれていく。

実をいうと偶然にも筆者は、これに似たサーブのコンバーチブルを所有しており、まさに今週、それを売ろうと考えていたところだった。車はターボモデルで色は黒。型は最近のもの(2001年型「9-3ヴィゲン」)だが、900ターボに見られるスリースポークのホイールやリアがすぼまっているところ以外は、ビデオの車と瓜二つなのだ。だから、ビデオのサーブがじっと動かずに焼かれるのを見るのは本当に悲しいが、幸い私のサーブは同じ道をたどらなくてすみそうなのでホッとしている。

それにしてもこんなマネをするとは、リードボーカルのエズラ・クーニグはサーブに何か恨みでもあるのだろうか? もしくは、経営破たんしたサーブ社の悲運を嘆いているのだろうか? それとも、ただメンバーと共に、近々リリースされるアルバムの宣伝を、お金をかけず効果的にしたかっただけなのだろうか?

謎は深まるばかりだが、美しく燃えゆくサーブをご覧いただきたい。



By Chris Paukert
翻訳:日本映像翻訳アカデミー