通常、車を動かすにはガソリンを燃焼させるか充電式のバッテリーを利用するが、空気だけで動く車が作られたというのでご紹介しよう。

この車を作ったのはイギリス人発明家のピーター・ディアマン氏。自身の会社「ディーマンエンジンカンパニー」の研究スタッフとともに圧縮した空気から推進力を得るシステムを開発した。

その仕組みは、まず空気をマイナス234℃まで冷やして液体に変え、この「液体空気」(ほとんどが窒素)を車の貯蔵タンクに注ぐ。この液体を不凍剤を介してガスに変換。このときの空気の爆発的な膨張エネルギーでモーターを動かすというもの。



航続距離は追い風で3マイル(約5km)、最高時速は30マイル(約50㎞)とのこと。ニュースではディアマン氏自身がこのアイデアについて説明し、実際に自作の車を走らせる様子を紹介している。手作り感あふれる車は、なんと、ゴミの缶やがらくたなどを再利用して作ったそうだ。とはいえこれだけ走れば立派なもので、このコンセプトをさらに洗練させたバージョンの完成も間近らしい。

同社は現在の取り組みについて、「エネルギー関連の会社や、いくつかの大学の協力を得て、サブシステムの最適化に取り組んでいるところです。公開用エンジンのテストを2013年半ばには開始し、試作車の実地テストへとつなげていく予定です」と説明している。

それでは早速、ABCニュースのビデオでこのユニークだが未来を先取りしている車をチェックしてほしい。