【ジュネーブ2013】アルファ ロメオの小さなスーパーカー「4C」、ついに価格と車重も明らかに!
アルファ ロメオは5日、開幕したジュネーブ・モーターショーにおいて、彼らがコンパクト・スーパーカーと呼ぶニュー・モデル「4C」の市販モデルを公開。また、その発売を記念して、特別仕様車「4C ローンチ・エディション」を限定発売すると発表した。これまで以上に詳しいスペックや価格などについても明らかにされている。

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2011年に同じジュネーブでコンセプト・カーとして発表された時から、もう何度も情報をお知らせしてきたアルファ ロメオ期待のニュー・モデル「4C」だが、ようやく公開された市販型モデルの現地から届いた写真を見てとにかく(よろしくない意味で)驚いたのは、そのヘッドライト。コンセプト・カー時代のクリスタルを集めて発光させたような凝ったデザインは市販型に期待できないとは思っていたが、まさかこうなるとは...。写真をご覧頂ければお分かりの通り、楕円形のランプ・ユニットはグレーの樹脂(カーボンファイバーではない)で成型され、その中にウインカー、ヘッドランプ、LEDライトが文字通り埋め込まれている。よくよく思い返せば先日公開された公式画像もそうなってはいたのだが、歴史的名車「33 ストラダーレ」のスタイルにインスピレーションを受けたという4Cであるなら、せめて透明カバーで覆って欲しかった、と思うのは筆者だけではあるまい。Autoblog USの記者も、「アルファ ロメオ 4Cはプリティだ。その "目" を見なければ」と言っているくらいである。



それを除けばあとは期待通り。チェントロ・スティーレ(アルファ ロメオ・デザイン・センター)が手掛けたという全体のフォルムはコンパクトで凝縮感がありなおかつ美しく、生産化される際に入れられたフロント・バンパーとボンネットのパーティング・ラインも、最初からこういうものと思えば決して悪くない。33 ストラダーレのような一体型フードではなくなったが、これはこれで「デュエット」と呼ばれた初代「スパイダー」を思わせる。オーソドックスなメッシュが張られたフロント・グリルも、トラディショナルな仕上げでむしろアルファらしい。ボディ・サイズに対して大きく見えるドア・ミラーだが、実用性を考えれば致し方なし、といったところだろう。

スペックに関してはこれまでお伝えして来た通りだが、少しだけ詳しい情報も追加されている。全長399cm、全幅200cm、全高118cmで、ホイールベース238cmというサイズは、「ロータス エリーゼ」よりやや大きい程度。カーボンファイバー製シャシーに、「優れた空力特性を達成した卓越した機能的要件と、アルファ ロメオ・ブランドの歴史を彩ってきた象徴的モデルを想起させる本質的スタイルを兼ね備えたボディを "着る"」とメーカーは表現している。



ドライバーの背後にミドシップ・マウントされるエンジンは、オール・アルミ製直噴直列4気筒ターボ。かつての名車たちが名乗った「1750」という数字が表す排気量から、最高出力240HPを発揮する。すでに「ジュリエッタ」の高性能グレード「クアドリフォリオ・ヴェルデ」に積まれているユニットの吸排気系などに改良を加えて進化させたもので、「4Cのスポーティな魅力をより引き上げるために最適化させた」そうだ。最大トルク35.7kgmの80%を、僅か1,700rpmという低回転域から発生するという。

組み合わされるトランスミッションは、お馴染みの乾式デュアルクラッチ2ペダル「アルファ TCT」。ステアリング・ホイール裏に設置されたシフト・パドルによってギア・チェンジを行う。これまでのジュリエッタやMiToで使われているものに比べ、ソフトウェアのバージョンが新しくなっているそうだ。さらに「最大加速を発揮するために車両の全システムを最適化する」という「ローンチ・コントロール」が搭載された。コンパクト "スーパーカー" なら是非欲しい機能だろう。ドライビング・モード切り替えシステム「アルファ D.N.A.」は、その名前が表す「ダイナミック」「ノーマル」「オールウェザー」に加え、新たに「レース」モードが追加されている。これは「ダイナミック」のポジションでスイッチを "長押し" することで入れる "隠しコマンド" のようになっているようで、だから「アルファ R.D.N.A.」と改名するつもりはないらしい。



4C最大の特徴であるカーボンファイバー製シャシーは、F1マシンや高価なスーパーカーにも使われている「ブリ・ブレグ」、つまり炭素繊維に樹脂を含浸させたシート状の素材によって形成したもの。シャシー単体の重量は僅か65kg。このカーボンファイバーの繊維模様はインテリアに露出され、「このクルマに使われている先進技術と軽量構造が目で見て分かるようになっている」という。前後サブフレームとルーフの補強材はアルミニウム製。ボディ・パネルは(価格を考えれば当然だが)カーボンファイバーではなく、「スティール製より20%軽い、低密度かつ高強度な複合素材」製だとか。このような構造を採用することにより、やっと公表された車両重量は、乾燥重量、つまり燃料やオイル、冷却水などの液体を含まない状態で、895kgになるそうだ。最初の予定よりは50kgばかり増えたが、十分立派な数字と言えるだろう。ただし実際に車検証に記載される重量がどのくらいになるか気になるところ。前後重量配分は前40:後60。軽量化と最高のドライビング・フィールを実現するため、4Cには(ロータス エリーゼ同様)パワー・ステアリングが装備されていないそうである。



サスペンションは、フロントが彼らの言う「スーパーインポーズド・ウィッシュボーン」で、リアがマクファーソン・ストラット。「最大限のハンドリング性能を求める方」には、オプションとして特別に調整されたショックアブソーバーとリアのアンチロールバーから構成される「コンプリート・サスペンション・キット」が用意されるそうだ。ブレーキは4つとも「セルフ・ベンチレーテッド・パフォーレーテッド・ディスク」、いわゆる "ドリルド・ローター" で、フロントにはブレンボの4ピストン・アルミニウム製キャリパーが装備される。前後異なるサイズのタイヤは、前17インチ・後18インチか、または前18インチ・後19インチという2種類の組み合わせを用意。展示車両はピレリ Pゼロを履いていた。

動力性能は0-100km/h加速4.5秒、最高速度250km/h以上。コーナリング時には最大で1.1Gの重力加速度が掛かり、ブレーキングでは最大1.25という減速Gが発生するという。



ジュネーブでは市販モデルの公開と同時に、2013年6月に予定されている4Cの発売を記念して、「ローンチ・エディション」と名付けられた初回限定特別仕様車が設定されることも発表された。これは通常ではオプションとなるカーボンファイバー・エアロダイナミック・キット(スポイラーとドアミラー・カバー)や、ダーク・フィニッシュされたリア・アルミニウム・ディフューザー、光沢加工を施した前18インチ、後19インチのアロイ・ホイール、塗装済みブレーキ・キャリパー、周囲がダークカラーとなるバイLEDヘッドランプなどが装着され、フロント・ホイールアーチの前にはエア・インテークが開けられた仕様となる。さらにレーシング・エキゾースト・システムとBMC製エアクリーナーで吸排気系をライト・チューン、上述のサスペンション・キットも組み込まれている。ボディ・カラーは「キャララ・ホワイト」と「アルファ・レッド」の2色を設定。レザー/ファブリック表皮のスポーツ・シートを装備しアルカンターラが張られた内装にはシリアル・ナンバーが刻まれたカーボンファイバー製プレートが付き、アルファ・レッドのボディ・カラーを選んだ場合にはシートやステアリング・ホイール、ハンドブレーキ、フロアマットなどに赤いスティッチが入るという(キャララ・ホワイトのボディなら白いスティッチ)。



注目の価格だが、「装備充実でお買い得」なローンチ・エディションの場合、ヨーロッパでは付加価値税込みで6万ユーロ(約730万円)と発表された。1,000台の限定販売で、その内500台が北アメリカ向け、400台がヨーロッパ、アフリカ、中東で販売され、残りの100台をその他の地域で分け合うという。日本には多くても数十台しか入らないことになる。すでにヨーロッパでは予約受付中。ローンチ・エディション以外のグレードについては、まだ価格・仕様とも発表されていない。



ほぼ全ての仕様が明らかになり、いよいよ発売を待つだけとなったアルファ ロメオ 4C。あとは日本でいくらの価格が付けられるか、それこそが(我々にとって)今後最大の注目点となるだろう。ちなみにイタリアでは、日本で388万円で販売されている「ジュリエッタ クアドリフォリオ・ヴェルデ」に、3万ユーロ少々という価格が付けられているので、単純に換算すれば4Cの日本における価格は780万円程度になる、という予想も成り立ちそうだ。このあたりを目安に、購入資金を準備されておくことをお勧めしたい。サスペンション・キットはお好み次第だが、ダークカラーのヘッドランプは付けたいという人が多いのではないだろうか。日本における発売が決まればまたすぐにお知らせするので、まずはギャラリーにご用意した、ジュネーブで撮影された写真やローンチ・エディションの公式画像を是非お楽しみいただきたい。さらに発表会の模様を収めたビデオとアメリカ市場再上陸への意気込み溢れる公式PVをご紹介しておくので、そちらもどうぞ。


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