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先日、テスラのイーロン・マスクCEOが、米『ニューヨークタイムズ』紙(NYT)に掲載された「モデルS」の試乗記事がデタラメだと非難し、両社の間で争いが起こっているとお伝えした(先日の記事はコチラ)。今回は、マスク氏がNYTの試乗記事用に貸し出したモデルSの走行データを公表したというニュースをお伝えしたよう。

テスラが貸し出したモデルSには、走行データを記録する機能が付いており、そのデータには取材時の走行スピードはもちろん、充電した場所や充電時間、通ったルートなどのデータなど全てが記録されていた。

マスク氏は、このデータとテストドライブを担当した同紙のジョン・ブローダー氏の試乗記事を照らし合せ、様々な矛盾点を指摘している。まず、ブローダー氏の記事には、「モデルSの充電が切れてしまい、レッカーで移動するはめになった」とあるが、実際には充電が切れたというログは残っていない。また同氏は、「クルーズコントロールの設定を時速86km(54 mph)にセットし、時速72km(45 mph)で走行した」と述べていたが、データのログは、時速105km(65miles)から130km(81miles)を示している。

バッテリーの充電についても矛盾を指摘している。例えば、記事では充電時間は58分とあるが、実際の記録は47分。さらに、1回目の充電スポットでチャージした充電量は90%、2回目は72%、3回目は28%と、各テスト区間の航続距離には全く足りない充電量となっていた。

テスラのデータは、控えめに言っても説得力があるだろう。今後、NYTがどのような反応をするのか見ものだ。NYT側が今後、反論するのかどうかは現在のところ不明だが、どちらにしても同紙に対する信頼はガタ落ちだろう。ちなみに、同社の広報担当者は、「今回のマスク氏が真相を明らかにしたので、この問題について、これ以上のコメントはしない」と話している。

テスラが発表したブローダー氏の走行記録をギャラリーにまとめたので、チェックしてみてほしい。

By Seyth Miersma
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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