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写真のクレイジー(褒め言葉)なクルマは、BMWが1950年代に製造していたバブルカー「イセッタ」に、730馬力を発生するシボレー製V型8気筒エンジン(スーパーチャージャー付き)を搭載したドラッグスター。アメリカ・マテル社から発売された「ホットウィール」のミニカーをもとに実車として製作されたという。2月15日・16日に開催されるRMオークションで競売に掛けられる予定だ。
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第二次大戦後の1950年代に生まれた「イセッタ」は、イタリアのイソ社が開発した「バブルカー」と呼ばれる超小型車。コンセプトはずばり「冷蔵庫のような形をした、2人乗りの屋根付きスクーター」。イタリア以外でもドイツ、フランス、イギリスなど各国の製造会社によってライセンス生産され、中でもドイツのBMWは自社製オートバイ用の4サイクル・エンジンを載せて16万台以上を製造・販売した。今では「イソ イセッタ」よりも「BMW イセッタ」として有名になっているほどである。



そんな250ccや300ccのバイク用エンジンを搭載していたバブルカーに、アメリカンV8を載せてしまおうと考えた人物は、フィル・リールマンというホットウィールのデザイナーで、それはもちろん玩具のミニカーの話。ホットウィール・シリーズでは市販車をそのまま忠実にミニチュア化するだけでなく、派手なラメ入り塗装を施したボディにクロームメッキのエンジンを積んで大型ウイングやマフラーを突き出したカスタムカーとして製品化するスタイルを得意としているが、フィル・リールマン氏がデザインを手掛けた「Whatta Drag(ワタ・ドラッグ)」もそんなミニカーの1台だった。

1998年の新製品として発売されたホットウィール「Whatta Drag」は、極太タイヤを履かせたBMW イセッタの車体後部を延長してV8エンジンを搭載、その後ろに巨大なリア・ウイングがそびえ立つというドラッグスター(ドラッグ・レース用マシン)がイメージ・コンセプト。もちろん、この時にはこういうクルマが現実に存在していたわけではなく、リールマン氏の想像力が生み出した "架空のホットロッド" に過ぎなかった。



ところが2005年、通常のミニカーとはプロセスを逆に、このWhatta Dragを "実車として再現" しようと考えた人物が現れた。アメリカ・ジョージア州マディソン郡にある「マイクロカー・ミュージアム」のオーナーであるブルース・ウェイナー氏だ。彼は全部で7種類が作られたWhatta Dragのバリエーションの中から、2000年に発売されたオレンジのボディ・カラーを持つNo.213をモデルに選ぶと、1959年製BMW イセッタをベースに製作を開始。フレームは鋼管を溶接して新たに構築し、その真ん中にシボレーの通称「ビッグブロック」と呼ばれる502キュービック・インチ(8.2リッター)V型8気筒を搭載。このエンジンにはホリー製750CFMツイン・キャブレターとBDS製スーパーチャージャーが装着され、2段マニュアル・ギアボックスを介して、径18インチ × 幅13インチというワイドなドラッグ・レーシング・ホイールにスミトモ(住友ゴムの輸出向けブランド)製HTRZ IIタイヤが装着された、1本のみの後輪を駆動する。その真上に天高く掲げているのは、ホットウィールから正確に拡大コピーされた巨大なリア・ウイング。ほとんど唯一残されたイセッタのオリジナル・パーツであるボディ・シェルの端からはみ出すように、サンダーソン・ヘッダーズが手掛けた「ズーミー」の排気管が左右4本ずつ、車体の横向きに丸い口を開けている。サスペンションはイセッタの製造元であるBMWに敬意を払い「M3」から移植したそうだ。クロームメッキされた前輪の5スポーク・アルミホイールにも、センターキャップに出自を示すBMWのロゴ・マークが取り付けられ、こちらはBFグッドリッチ製「Gフォース」タイヤを履く。デュアル・サーキットのディスク・ブレーキはAP製。バーンアウトやドーナッツスピンをする時のためにバランスバーが設けられているという。乗降の際にドアを開けるとジョイント部が折れ曲がるイセッタの特徴的なステアリング・コラムは、オリジナルのイメージを保ちつつまったく新たに設計され、さらにステアリング・ホイールをクイック・リリース式で取り外せるようにしたそうだ。



ホットウィールのミニカーを実物大で忠実に再現しただけでなく、メカニカル・コンポーネントはもちろん実際に作動する "実動車" ではあるが、「あまりに強大なトルクのため、公道に限らずクローズド・コースでも走らせることは危険。落札される方はショー用として展示するに留めたし」と製作したブルース・ウェイナー氏による注意書きがなされている。落札見積価格は7万5,000ドル〜10万ドル(約681万円〜909万円)。ほとんどワンオフで作られた車体や新車同様のコンディションを考えれば妥当なところか。他にも "ノーマルな" イセッタや、同じく有名なバブルカー「メッサーシュミット」など、魅力的なマイクロカーが多数競売に出される予定であり、中には極上コンディションの1970年型「ホンダ N600」(現行車「N-ONE」のご先祖様「N360」に600ccエンジンを搭載したモデル)が、落札見積価格1万5,000〜2万ドル(約136万円〜182万円)で出品車リストに載せられていたりする。

興味を持たれた方は、以下にご紹介するビデオと公式サイトをご覧いただきたい。

The Bruce Weiner Microcar Museum - RM Auctions




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