Related Gallery:Mazda Roadster MZ Racing 2013


クリーンディーゼル搭載車ばかりが並ぶ「東京オートサロン2013」のマツダ・ブースから、少し離れたところに置かれていた、魅力的なモディファイが施されている「ロードスター」。出展はMZ Racingということになってはいたが、実はこれも本家マツダのロードスター開発陣が手掛けたクルマだという。担当された方にお話を聞いて来た。

>>このロードスターの目的とは...

Related Gallery:Mazda Roadster MZ Racing 2013

 
ソフトトップ仕様の上級グレード「RS」をベースに、ガラス製リア・ウインドー付きの幌(ソフトトップ)を幌骨ごと取り去り、代わって軽量で簡便な「ビキニトップ」を装備。マツダスピードのスポーツ・スプリングによって20mm車高が下げられた足回りには、BBS製17インチ鍛造アルミ・ホイールと赤く塗られたブレンボ製ブレーキ・キャリパーが見える。ショップ・オプションのフロント・スポイラーやAピラーなどをピアノブラックで塗装し、ドア下にトップとカラーを合わせたストライプを入れることでより重心を低く見せ、精悍さを強調。赤と黒で統一されたインテリアには、特別仕立てのレカロ製バケットシートとバックスキン巻ステアリング・ホイールを採用し、AWD WORKS製シフトノブやダイヤル、デコレーション・パネル等を取り付けてドレスアップしている。



カッコイイですけど、このビキニトップはどのような目的で?

「現在のところ、ロードスターはRHT(パワーリトラクタブルハードトップ)が販売の主流になっていますが、それとは違う方向で新しい提案をしたかった。つまり、より軽量化すること。クルマの運動性能を上げるために1番効果的なのは軽量化ですから。RHTよりはソフトトップの方が軽いですけれど、でもオープンで走っていたら単なるデッドウエイト(無駄な重量物)でしかないわけです。なので、それも出来る限り軽くしようと」

なるほど。トップではなくそれを支えるフレーム、つまり幌骨をなくしてしまえばそれだけ軽量化できると。

「基本はオープンで、ということですね。1番いいのは幌なんか全部取り払ってしまうことなんですが、それだと出先で雨が降って来てしまったらちょっと困る。アメリカではルーフもフロント・ウインドスクリーンすらないコンセプト・モデルが出展されたことがありますが、日本では絶対無理(笑)」

このビキニトップでも、ないよりはずっとマシでしょ、ということですか。まあ、雨が降って来ても、走っていればオープンでも意外と乗っている人は濡れませんからね。

「そう。問題は信号などで止まったときなんですけど、これならまあ凌げるでしょう、と」

傘代わりですね。でもこれ、単なる布ではなくて、ルーフ部分にはパネルが入っているみたいですが。

「いや、本当は入れたくなかったんですけどね、でも、(クロスだけだと)どうしても綺麗な形に張れなくて(笑)、今回は仕方なくパネルと(横に渡してある)フレームも入れました」



ご覧のとおりサイド・ウインドーを上げてもシート背後には大きく隙間が残り、車内が密閉される、ということはない。ならばいっそエアコンも取り外してしまえばさらに軽くなるはず。だがそんな硬派向けロードスターにどれだけ需要があるだろうか?

「まあ、非常に乗り手を選ぶクルマですよね。まず所有するにはシャッター付きのガレージが必要でしょうし」

市販化は難しそうですか。

「今回はとにかくもっと軽量化するという、そういう提案ですから、このまま市販化することは考えていません。強度の検証とかも一切やっていませんし、駐車しているときに(セキュリティは)どうするんだという問題もありますよね」

このクルマはMZ Racingのブースに置かれていますが、製作はマツダの方が?

「マツダがやっています」

ロードスターの開発陣が関わっているのですか?

「えー、ロードスターの開発スタッフの方から、"もっと軽くしたい" という話が出まして。このクルマもロードスターのデザイン・スタッフが、色の組み合わせまで全部監修しています」

なるほど。今回のショーでこれが評判良かったら、次期型ロードスターにはライトウェイト・バージョンが設定されるかも知れないですね。実際、なかなか好評のようです。熱心にご覧になっていらっしゃる方が多いですし。

「でも、多くの人はなかなか気付かないみたいですよ。普通のロードスターが置いてあるだけだと思って、近づいて初めて(ビキニトップに)気付く、みたいな(笑)」



市販化に際してのあれこれは一先ず置いておいて、「とにかく軽くしたい!」というロードスター開発陣の想いがストレートに表現されたのがこのクルマ、と思えばいいだろう。「車両重量900kg以下が目標」と噂される次期型ロードスターの開発において、技術者の方々は「ああもう、こんなもん取っちゃえばいいのに!」と内心思いながら日々軽量化に粉骨砕身されているのかも...なんて想像が浮かんでしまう。そのご苦労やストレスはかなりのものに違いない。日本だけでなく世界中のスポーツカー・ファンの期待を背負われているのだから。今月18日にはフィアットと協業に関する事業契約が正式に締結され、2015年からアルファロメオのオープン2シーター・スポーツカーも、次期型ロードスターをベースにマツダの本社工場で生産開始されることが決まっている。周囲の期待とプレッシャーはますます高まっていることだろう。

1989年登場の初代「NA」型から数えて4代目となる次期型ロードスターは、11月に開催される東京モーターショー2013でその "予告編" が披露され、発売は2014年になる、と見られている。今回の展示がどれだけ硬派なスポーツカー乗りから賛同を得られたか、それによって次期型の最終的な仕様決定にどのような影響が出るのか、非常に気になるところだ。


Related Gallery:Mazda Roadster MZ Racing 2013

 
【PR】マツダ ロードスターの購入を考える前に!まずは現在お乗りのクルマの査定価格を調べてみよう!

<関連フォトギャラリー>
Related Gallery:Mazda Atenza: Tokyo Auto Salon 2013

 
Related Gallery:Mazda CX-5: Tokyo Auto Salon 2013

 
Related Gallery:Mazda MX-5 Superlight version

 
Related Gallery:Mazda MX-5 Super 25

 
Related Gallery:Mazda MX-5 20th Anniversary Meet

 
<人気フォトギャラリー>
Related Gallery:tokyo autosalon 2013 girls 05 03

 
Related Gallery:tokyo autosalon 2013 girls 05 02

 
Related Gallery:tokyo autosalon 2013 girls 05 01

 
Related Gallery:tokyo autosalon 2013 girls 04 03

 
Related Gallery:tokyo autosalon 2013 girls 04 02