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年明け最大のモータースポーツイベントと 言えば、南米を舞台に開催されるダカールラリー。因みに、1979年から2008年までは、フランスのパリをスタートして、北アフリカ、セネガルの首都ダカールをゴールとしていたために、パリ・ダカール・ラリーと言われていたが、北アフリカの治安悪化で2008年のラリーが中止になり、それ以降、南米のその舞台と移したが、イベント名にはダカールの名称が使われ続けている。

>>今年のダカールは...

さて、今回は、ホンダワークスチームが参戦することで、2輪部門に注目が集まったのだが、ホンダのチームHRCは、ラリー直前のテストで2名 のライダーが怪我をしてしまうという不運からの参戦となり、ラリーがスタートしてからは、KTM RedBullラリー・ファクトリー・チームを頂点とするKTM勢の分厚い壁に阻まれ、さらにはダカール・ラリーに初参戦のハスクバーナや常連 のヤマハにも遅れをとってしまい、初優勝を狙っての参戦だったはずが、3名の ライダーが、7位、8位、40位と完走を果たしただけに終わった。

1986年に参戦し、4連覇を成し遂げた際には、革新的なマシンと、経験豊かなトップライダー達とチームを 誇っていたホンダだったが、今回は、マシン、ライダーとチーム体制とも現在のダカール・ラリーでトップを狙うには非力すぎたようだ。

一方、2000年の初参戦以来、常勝を続けるKTMは、 昨年から採用しているKTM450Rallyは一層熟成され、今やダカールの トップライダーであるC.デプレと、サポート役のR.ファリアがワークスチームであるKTM RedBullラ リー・ファクトリー・チームから参加。デプレは、ラリー序盤から上位につけ、全14のSSのトップこそ2回しか記録 しないものの、盤石のラリー展開で自身にとって5回目の優勝を飾る。さらに、 ウォーターポーター(サポート役)のファリアも2位に入り、チームは歴史的な 1、2フィニッシュを達成する。

ラリーライダーは、単に速く、さらにマシンを強なさいように走れるだけでなく、当たり前のように、バイクを操りながら、ナビゲーションを一人でこなさなくてはならない。トップライダーになると、GPSやコンパスを見なくても自分の影を見れ ば進む方向がわかり、ピークの向こう側が 見えない砂丘でも、経験と地政学や気象学の知識からピークの先の状況を判断できる。そんな、わずかな存在だけが、この過酷なラリーを 制することが出来るのである。

少し気が早いが、来年のダカールでKTMのデプレが、今回も4輪 で総合優勝を果たし自身の優勝記録を11回目としたS.ペテランセルがもつ2輪の6勝の記録に並ぶことが出来るのか。それともチームHRCが2年で優勝を勝ち取るのか、今からわくわくしながら次のダカール・ラリーが待ち遠しい。

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