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ホンダは15日、アメリカ・デトロイトで開催中の2013年北米国際自動車ショーにおいて、"進化した" アキュラ「NSXコンセプト」を発表した。

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日本では2015年発売と言われている「NSX」は、その名前の通り、ホンダが1990年に発売したスーパー・スポーツの後継モデル。昨年のデトロイトショーで初めてコンセプトカーが披露され、同時に「軽量なボディに次世代V型6気筒 VTEC直噴エンジンをミッドシップレイアウトで配置し、走りと燃費性能を両立した高効率・高出力のハイブリッドシステムを搭載」することが明らかになった。それから1年後、今年の同じデトロイトで公開されたモデルは、ホンダによれば「進化した」ということになるが、要するに、より市販型に近づいた、と見ることが出来そうだ。



基本的なスタイルに変更はないが、フロント周りには大きく修正が加えられている。必要な冷却性能を獲得するためか、フロント・グリルが昨年型よりも拡大...と言いたいところだが、不思議なことにこのグリルは透明のカバーで覆われていて、このままでは直接冷却風が当たらない。この辺りは市販化に向けてさらに変わりそうだ。ボンネットのエンブレム下に開けられているスリットは幅が拡げられていることが分かる。

そして昨年はフロント・フェンダー上部まで一体化されていたフロント・フードが、今年はヘッドライト脇にパーティング・ラインが入り、フェンダーとは別パーツになっていた。おそらくこのボンネットはカーボンファイバー製になると思われるので、生産性を考えればこちらの方が現実的だろう。

これに合わせて5灯のヘッドライトとウインカー・ランプ周辺も僅かにリファインされ、フロント・バンパー周りとより一体感が増した。フロント・ウインドスクリーン下、左右に開けられているエア抜きのダクトには、新たにハニカム・メッシュが張られている。



リア側もナンバープレート周辺の開口部が上方向に僅かに拡がり、フロントと同じ横長の六角形をモチーフにした個性的なグリルが採用されている。が、こちらもクリアのカバー付き。コの字型を描くテール・ライトにはセンターにウインカーらしきバーが追加された。ボンネットと同様に、トランク・リッドの開口部も変更されており、Cピラーにあったパーティング・ラインがエンジン・フード後方に移されたことで、洗練された印象になっている。

フロント255/35R19、リア295/30R20サイズのコンチネンタル製「コンチ・スポーツコンタクト5P」タイヤを履くホイールは、カーボンファイバーと(おそらく)アルミ合金のこちらも "ハイブリッド" に進化。ブレーキ・キャリパーに刻まれたロゴは昨年の「ACURA」から、その1ヶ月後に東京・青山の本社ショールームで公開された「ホンダ版」と同じ「NSX」に変更されている。



そして今年は初めて、インテリアも公開された。センター・コンソールやドア・インナー・ハンドル、シート・シェルにカーボンファイバーが多用された車内のコンセプトは「ヒューマン・サポート・コックピット」。「広い視認性とエキゾチックなドライビングポジションや直感的なインターフェイスのコックピットを採用し、ドライバーが運転に集中できる空間を提供」するそうだ。ステアリング・ホイールの奥に、ディスプレイ式メーター・パネルとパドルが見える。シフト・セレクターはレバーではなくスイッチ式のようだ。サスペンションの切り替え用と、「スポーツ」と書かれたボタンが用意されている。

ドライブトレインは前回の発表通り、ミドシップ・マウントされた次世代の直噴VTEC V型6気筒エンジンと、高効率モーターを内蔵したデュアル・クラッチ・トランスミッションの組み合わせにより後輪を駆動すると共に、さらに左右の前輪を独立した2つのモーターが駆動するという電動式4輪駆動システム「SPORT HYBRID SH-AWD」を搭載(エンジン+合計3モーター)。「ホンダ独創のトルク自在制御システムにより、左右のトルクを独立して制御することができ、クルマの旋回に必要な力を自ら生み出し、革新的なオン・ザ・レール感覚のコーナリングが可能」になり、「スーパースポーツならではの加速感とドライバーとマシンが一体化したような走る喜びを体感できるとともに、優れた環境性能と燃費性能も実現」するそうだ。



1年という期間を経て、市販化という現実に一歩近づいた次期型NSX。開発はアメリカ主導で行われ、2014年にあちらで先に発売、その後おそらく2015年に日本でも販売が開始される見込みだ。昨年のデトロイトではシルバー北京モーターショーではレッド、そして今年は赤いインテリアを引き立てるためか、ブラック・メタリックのボディ・カラーを纏って登場した。このブラック・ボディに赤い内装の組み合わせは、本田宗一郎氏がプライベートで所有されるクルマに好んで用いたコーディネート。そんなことからもホンダが新型NSXに掛ける意気込みを感じる。2年後には登場しているはずの市販モデルに向けて、これからさらに、果たしてどのように変わっていくか。その"進化" を楽しみに見守ろう。




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