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東京オートサロン2013 with NAPAC」のトヨタ・ブースには、「86」ベースのカスタムカーがずらりと並んだ。まずは、ニュルブルクリンクを走り込むテスト・ドライバーたちが中心となって「クルマの味づくり」を追求するトヨタ社内のチューニング・チーム「GRMN(GAZOO Racing tuned by MN)」が手掛けた「GRMN SPORTS FR Concept PLATINUM」からご紹介しよう。気になることをいくつか開発者の方にお訊きして来た。
>>気になることとは...!?

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86の面影がほとんど残らないほど大きく変えられたボディに搭載されるエンジンは、ターボとスーパーチャージャーを組み合わせたツインチャージャー仕様。排気量は1,998ccのまま、330psの最高出力と44.0kgmの最大トルクを「目標値」として掲げる。増大したパワーはもちろん6速MTを介して後輪を駆動。86純正装着のトルセンLSDに代わってメカニカルLSDが組み込まれている。専用チューニングを施したサスペンションにはフロント245/40R18、リア265/35R18サイズの競技用「ブリヂストン ポテンザ RE-11S」タイヤを履き、専用ブレーキ・キャリパー&ローターを装着。エキゾースト・パイプは左右デュアルで計4本出しとなる。コクピットにはホワイト・レザーが張られたバケット・シートが入れられ、4点式シート・ベルトも白で統一。ドア・トリムやフロア・マットは白と黒のチェッカー模様で飾られている。エアバッグが取り外されたステアリング・ホイールのセンターにはお馴染み「レーサー犬ルーキー」のキャラクターが(この犬、女の子だって知ってました!?)。車内に組まれたロールケージからもお分かりのように、コンセプトはサーキット専用車両、ということだ。全長4,350mm × 全幅1,855mm × 全高1,250mmという車両サイズはトヨタ 86よりも110mm長く、80mm幅広く、35mm低い。



以上のようなスペックは、GAZOO Racingの公式サイトなどで発表済み。しかし、我々が知りたいことはこれだけではないはず。開発を担当された方に気になることを訊いてみた。


これと同様のクルマが、昨年(2012年)のニュルブルクリンク24時間レース会場で発表されていますが。

「あのクルマですよ。けれど目標値は若干上げています」

昨年、ドイツで発表された「GRMN SPORTS FR Concept」の目標値は最高出力320ps/最大トルク43kgmだった。この"目標値"とは実際本当に可能な数値なんですか?

「可能になるはず、と思われる数値です」

これだけ出ればいいな、という目標ではなく、現実的に可能になる道筋が、お分かりになっていると?

「そうです」

今回、その目標値を上げられたのは?

「ここをこうすれば、もうちょっといけるんじゃないか、とかね。色々研究が進んだためです」

外観は結構違っていますよね。昨年のクルマよりも、「86」のイメージを敢えて消しているように見えるのですが。

「その通りです。敢えて消しています」

86のイメージが残っていると、チューンドカーとして発売を期待されるから?

「というかですね。確かにフロアは86のものを使っていますけど、それはすでに信頼性があるから市販車のものを流用しているというだけで」

86のチューンドカーではなく、86のフロアを流用して新しいクルマを作る感じですか?

「そういうことです」

では、市販化は考えていない?

「全然考えていません」

コンプリートカーという形でも?

「今のところは、ないですね」

ツインチャージャーなど、パーツ単体で発売する可能性は?

「いやあ、単体はダメです。料理で言えば素材だけ提供するようなもんでね、ちゃんと調理して、味を調えないと良いものは出来ません」

ツインチャージャーということですが、ターボも本当に付いているんですよね。どこに装着されているのですか?

「下側に付いています」

製作に際し、ご苦労された点は?

「そりゃもう、全部ですね(笑)。限られたエンジン・スペースでどうしようとか、熱の影響をどう解決するかとか」

今はもう、完全に解決されたのですか?

「まだ正直言って、不具合はあります。これからまだ開発を続けます」

では、最も気に入られている点は? 個人的なお気持ちで。やはり全部ですか?(笑)

「個人的に1番気に入っているところは、スタイルですね。"ミニ・スープラ" という感じで作っていますから」

そんな言葉をお聞きしてしまうと、巷で言われている "スープラ後継車が出る" という噂が俄然気になってしまうところですが。

「(ニヤリと笑って)そりゃ、お客様の要望があればね、メーカーも動きますよ」

ひょっとしてこのクルマは86のチューニングを見せるのではなく、86より上のクラス、すなわちスープラ後継車に対するリサーチという意図もあって出展されているのでは?

「そりゃ、自分たちで作りたいからという理由だけで作っているわけではありません。そんなものマスターベーションに過ぎないでしょ。お客様のご要望をお聞きかせいただき、その声に応えるクルマを作る。ウチのトップが(トヨタ・ブースにいらした豊田章男社長の方を向いて)そういう考えですから」

先ほど、このクルマ自体の市販化は考えていらっしゃらないということでしたが、要望があれば、こういうクルマが市販される可能性はあるということですか?

「お客様の要望次第ですよ」

ありがとうございました、期待しています。



以上のインタビューから分かったことは、このクルマを通して開発されている86用ツインチャージャーがチューニング・キットとして発売される可能性はほぼないということ。そして、86のプラットフォームやパワートレインを流用した、"スープラ後継車" は「お客様の要望次第」で登場する可能性はかなりありそう、ということである。86の名前とイメージを敢えて出さないようにしている理由は、これで説明が付く。86ではない、その上のクラスに属する330ps級後輪駆動スポーツカーのニーズを探る、それがこのクルマのコンセプトなのだ。となると、スープラ後継車はV6エンジンではなく、水平対向4気筒+ツインチャージャーが採用されるのか...? それはまだ分からないが、そういう方向も(こうして具体的に)探っている、ということは事実。まずはクルマ好きの人たちがその "要望" をトヨタにしっかりと伝えることだ。我々メディアもその一助となれるよう尽力したい。



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