2012年に発表されたスーパーカーから魅力的な5台を振り返る!
2012年も間もなく終わり。環境問題に対する各自動車メーカーの意識はますます高まり、「クラス最高燃費」を競い合うように新型車が登場する一方で、浮世離れしたスーパーカーは今年も続々登場し、我々の目を楽しませてくれると同時に宝くじが当たったときの使い道について悩ませてくれた。そこで今回は年末ジャンボの抽選会に備え、今年発表されたスーパーカーの中から特に魅力的な5台を振り返ってみよう。

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スーパーカーといえばまずはイタリア・モデナのこのメーカーから。
今年、フェラーリは5年ぶりに12気筒エンジン搭載のフラッグシップ・モデルを刷新。3月に開催されたジュネーブ・モーターショーで「F12ベルリネッタ」を発表した。アルミ合金製スペースフレーム・シャシーのフロントに積まれる65度V型12気筒は、排気量6,262ccから最高出力740馬力と最大トルク70.3kgmを発揮。トランスアクスル、つまり車体後方に搭載されたデュアルクラッチ式「F1」ギアボックスを介して後輪のみを駆動する。車両重量1,525kgの車体を0-100km/hまで僅か3.1秒で加速させ、最高速度は340km/hに達するという。ピニンファリーナとフェラーリ・スタイリング・センターのコラボレーションによってデザインされたというボディには、ボンネットの「エアロ・ブリッジ」をはじめ、高いダウンフォースを生む空力的な仕掛けが其処彼処に見られる。全長4,618mm × 全幅1,942mm × 全高1,273mm。日本における販売価格は3,590万円。ついでに言うと燃費は約6.67km/リッターと発表されている。


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続いてイギリスの老舗アストン・マーティンは、ボディ・パネルにカーボンファイバーを採用したフラッグシップ「ヴァンキッシュ」を6月に発表。「VH アーキテクチャ」と呼ばれる接着アルミニウムによるスペースフレーム構造シャシーのフロントに、排気量5,935ccのV型12気筒を搭載する。最高出力は573ps/6,750rpm、最大トルクが63.2kgm/5,500rpm。「タッチトロニック」と名付けられた6速トルクコンバーター式オートマティック・トランスミッションが組み合わされ、0-100kh/h加速は4.1秒、最高速度は295km/hと発表されている。全長4,720mm × 全幅2,067mm(ドアミラー含む) × 全高1,294mm。車両重量は1,739kg。価格は3,150万円だ。動力性能的にはF12ベルリネッタと比べるとやや見劣りするかも知れないが、アストン・マーティンの魅力はまた別のところにあるはず。2人乗りだけでなく、2+2シート仕様も注文可能。

しかし、これらのスーパーカーをガレージに何台揃えてみても、もはやそれでは満足できなくなってしまったという人もいるらしい。今年は各メーカーが、世界でたった1人のそんな顧客のために製作した、ワンオフ・モデルが何台かお目見えした。


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まず、フェラーリ F12ベルリネッタと同時期にジュネーブで公開されたのが、イタリアン・スーパーカーもう一方の雄、ランボルギーニの「アヴェンタドールJ」だった。昨年発表されたアヴェンタドール LP700-4」のルーフとフロント・ウインド・スクリーンを大胆に取り払い、カーボンファイバー製ボディはより先鋭的にリデザイン。フロント20インチ、リア21インチのセンターロック式アルミホイールも、この1台だけのために特別に製作されたものだとか。エアコン、オーディオ、ナビゲーション・システムなどの装備は、このクルマに与えられた唯一の「レゾン・デートル(存在価値)」すなわち「究極のドライビング体験」を損なうだけの物であるとして全て排除。コクピットには本物のカーボンファイバーをハイテク繊維のように張り込むことが出来るという新開発の「カーボンスキン」と呼ばれる素材が張り巡らされている。モデル・ネームに付けられた「J」の文字は、かつて「ミウラ」をベースに非公式社内プロジェクトとして造られた幻の実験用車両「J」、通称「イオタ」から受け継がれた。ジュネーブで一般公開された後、「とある熱心な顧客」に売却されたというその価格は、税別で210万ユーロ(約2億3,000万円)と言われている。購入者はガレージに仕舞い込んだりせず街に乗っていくこともあるようで、後日スペインの路上で駐車されている姿が目撃されたりした。


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スーパーカー・メーカーとしては後発だが、すでにF1における成功でネーム・バリューは十分なマクラーレンも、カタログ・モデル「MP4-12C」のシャシーとコンポーネントを使ってワンオフ・モデルを製作した。それは「ある匿名のエンスージァスト」が「自分だけのクルマが欲しい」とマクラーレンに注文したことが始まりだったという。もはやベース車の面影があまり残らないボディのデザインは、その幸せな顧客と長い時間を掛けて話し合い、さらにコンペティションを経て決定したもの。"量産車" であるMP4-12Cのボディ・パネルはSMC(シート・モールディング・コンパウンド)樹脂を素材としているが、この「X-1」と名付けられたワンオフ・モデルはモノコック同様ボディもカーボンファイバー製となる。価格...ではなく、制作費に関しては一切公表されていない。マクラーレンは今後もこのようなワンオフ・モデルの注文を承るとのことなので「欲しいクルマがない」とお嘆きの貴兄は、コンタクトを取ってみては?


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そして最後は、世界的に有名なミュージシャンであるエリック・クラプトンがオーダーした世界に1台のフェラーリ、「SP12EC」。これまで何台ものフェラーリを所有してきたクラプトンが、今でも大好きという1970~80年代のフラッグシップ・モデル「512BB」からデザインを引用し、現行モデルの「458イタリア」をベースにフェラーリが特別に製作したワンオフ・モデルだ。ウエスト・ラインで赤/黒に塗り分けられたツー・トーンのカラーリングをはじめ、フロント・フードのセンターに開けられたエア・インテークとそれを覆うルーバー、シルバーのフロント格子グリル、ルーフ・エンドに装着されたスポイラー、丸型テール・ランプとその間をつなぐブラック・アウトされたテール・エンドなど、各部に512BBを思わせるモチーフが見られる。クラプトンによれば、このプロジェクトは「巨大な真っ白なキャンバスを前に、絵を描くようなもの」であったそうで、SP12ECというクルマの誕生と開発に関わったことは「信じられない体験。こんな満足感を味わったのは初めて」だったと語っている。彼が支払った金額は、一説によると360万ユーロ(約3億6千万円)にもなるとか。

以上5台のスーパーカー、中でもワンオフで製作された3台は実際に一目見ることさえ難しいが、それでも今の時代にこんなクルマが発表される、というだけで痛快な気分にさせてくれた。詳しいエピソードは以下のリンクから、以前書かせていただいた記事をご参照いただきたい。

フェラーリ F12ベルリネッタ
アストン・マーティン・ヴァンキッシュ
ランボルギーニ・アヴェンタドールJ
マクラーレン X1
フェラーリ SP12EC


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