印象的なクルマが登場する「クリスマスに観たい映画」!
間もなくクリスマス。ということで、今回は我らがAutoblogの女性編集長からリクエストもあり、「クリスマスに観たい映画」についてご紹介したいと思う。筆者の乏しい知識の中から選んだ、クルマが印象的に使われている冬の恋愛映画、ということになる。

『私をスキーに連れてって』1987年 

まずは1987年公開の日本映画『私をスキーに連れてって』。いわゆる "ゲレンデが舞台のラブストーリー" だが、ここでご紹介したいのは物語よりも登場するクルマの方。まだ4輪駆動のSUVが一般的でなく、多くの若者は親が所有するファミリー・セダンでスキー場に出掛けていた時代。真理子とヒロコのOL2人組は雪道の渋滞を避け、ST165と呼ばれる「セリカ GT-FOUR」で雪山を駆け下りる。当時この映画を観て、ラリーカーのように雪上でドリフトしながら、しかしスリップせずに進んでいくという高性能4輪駆動スポーツカーの姿に魅了されてしまった現在40代くらいの人も多いのではないだろうか?(写真は本物のラリー仕様)


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ちょうどこの年は、世界ラリー選手権がモンスター・マシン中心のグループBから、より一般市販車に近い、けれどフルタイム4輪駆動+ターボ・エンジン搭載モデルが大活躍するグループAに移行した時期。そんなラリーカー・ベースのスポーツ車に乗りながら、深夜の峠を攻めるのではなく、スキー・キャリアをルーフに付けて仲間と青春を謳歌する...のが憧れだった。

この映画にはもう1台、印象深いトヨタ車が登場する。赤いEL31型「カローラII リトラ GPターボ」。名前の通り、大衆ハッチバック車でありながら、"スーパーカーのような" リトラクタブル(格納式)ヘッドライトを装備していたホットハッチだ。ガレージでスタッドレス・タイヤに履き替え、荷物を積んでスキーをルーフに取付け、シートに座りエンジンを掛けると "カセットテープ" をオーディオに挿入。音楽と同時にヘッドライトがせり上がり、イエロー・バルブの光がスクリーンいっぱいに輝く。この映画のオープニング・シーンである。



当時若者だった人なら青春を想い出しながら、あるいは当時を知らない世代の人は四半世紀前の若者がどんな青春を送っていたか(あるいは夢みていたか)覗いてみるために、レンタルDVDで鑑賞してみてはいかがだろう? それにしても今あらためて観返してみると、クルマよりもオフィスの机に並べて置かれている巨大なデスクトップ・パソコンに時代を感じてやや引く。

『男と女』1966年

そしてもう1本、1966年とさらに古いフランス映画から、テーマソングが有名な『男と女』。こちらは青春をとっくの昔に卒業し、けれどそれぞれ過去を引き摺る 、子持ちの、"大人同士のラブストーリー" だ。だがやはり、ご紹介したいのは登場するクルマ。『私をスキーに連れてって』がトヨタ自動車の協力を得ていたように、『男と女』はフランス・フォードがプロモーション目的を兼ねて全面協力している。


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主人公は妻を失ったレーシング・ドライバー。普段は初代「マスタング」のコンバーティブルに乗る。このクルマで子供をドーヴィルにある寄宿学校に送って行き、そこで出会ったのが、やはり子供を預けに来た未亡人の脚本家。マスタングの助手席に彼女を乗せ、パリのアパルトマンまで送っていく男は、程なく彼女に惹かれる。だが女は彼に好意を感じながらも、亡き夫の面影が忘れられない。

映画の後半ではもう1台のマスタングが重要な役割を果たす。ラリー仕様のハードトップ・クーペだ。モンテカルロ・ラリーでクラス優勝を遂げた主人公の男に、その姿をTVで観たパリの女は電報を打つ。「"この度はおめでとうございます"。...いや、やっぱりそうじゃなくて...。"ブラボー、愛しているわ"」。

モナコで開かれていたパーティの席でその電報を受け取った男は、競技を終えたばかりで泥だらけなラリー・マスタングに再び乗り込むと、1,000km離れたパリを目指して走り続ける。



2台のマスタングだけでなく、主人公がテストコースで走行する場面では、あのル・マン24時間レースで有名なフォードのレースカー「GT40」も登場。モンテカルロ・ラリーの映像は実際に競技が行われていたラリーの現場で撮影したものだ。というように、クルマ好きにとってかなり楽しめる作品となっている。「単なる古い恋愛映画」と思ってこれまで敬遠していた方は、1度ご覧になってみることをお勧めしたい。

『カーズ』2006年 『カーズ2』2011年

3本目は "冬の恋愛映画" から離れるが、お子様と家族で楽しめる『カーズ』を推薦。ご存じ2006年に公開されたピクサー制作のアニメーションだが、子供向けと侮るなかれ、実はクルマ好きなら思わずにやりとしてしまうような、エンスージァスティックな小ネタが満載なのである。


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主人公の「ライトニング・マックィーン」はNASCAR(がモデルになっているストックカー・シリーズ)の若手有望レーサー。赤いクーペ風ボディはストックカーのイメージと「フォードGT40」など往年のレーシングカーをミックスしてデザインされたそうだ。このクルマには実車のモデルは存在しないが、ヒロインが弁護士の「ポルシェ 911」だったり、フェラーリ・ファンの「フィアット 500」が登場したり、ハイドロリクス・サスペンションを装着した「シボレー・インパラ」や、"オーガニック燃料" を売っている元ヒッピーの「フォルクスワーゲン バス(タイプ2)」がいたり、形だけでなく設定まで実車(や、そのオーナー)から引用しているキャラクターは、全然知らなくても楽しめるが、分かるともっと楽しい。

ちょっとだけ出演している声優も豪華で、例えば州知事の「ハマー H1」は、カリフォルニア州知事のご存じアーノルド・シュワルツネッガー(ハマー H1は彼の要望によって作られた軍用車両「HMMWV」の民生仕様車だ)。「フェラーリ F430」はF1で史上最多の91勝を挙げたミハエル・シューマッハ(F1フェラーリ・チーム在籍時に5年連続でワールド・チャンピオンに輝いている)。マリオ・アンドレッティやデイル・アーンハートJr.というアメリカン・レーシングの有名人も、もちろん参加。2011年に公開された続編『カーズ2』ではルイス・ハミルトンが同名のレーサーとして出演し、スペイン語版ではフェルナンド・アロンソも "本人役" として登場しているそうだ。



実車をモデルにしたクルマ達のキャラクターも『カーズ2』ではますます多く見られ、「シボレー・コルベット」「アストンマーティン DBR9」のようなGTレースカーから、「ジャガー Eタイプ」「シトロエン DS」「フォード マスタング」「日産 フェアレディZ」のようなちょっと旧い名車などがチラリと映ったり、日本が舞台の場面では「トヨタ クラウン」「トヨタ bB」「日産 フィガロ」「マツダ ユーノス ロードスター」などの日本を(ある意味)代表する車種たちの姿が。イギリスに舞台が移れば女王は「ロールス ロイス ファントム」で、王子は「ベントレー コンチネンタルGT」、執事は「レンジローバー」、衛兵は「ランドローバー」となり、イタリアでは3世代にわたる「フィアット 500」が大家族を熱演、さらには「AMC ペーサー」のような迷車として名高いモデルまで(そのクルマであることにちゃんと意味がある)。スクリーンの中でそんな "よく知っているクルマ" を探しながら観ると面白い。

以上、ご紹介させていただいた作品はいずれもよく知られている映画なので、レンタルDVDショップなどでは簡単に見つかるはずだ。他にもお勧めの映画があれば、コメント欄で是非ともご紹介していただきたい。

ところでこうしていくつかの映画を思い返してみると、「クルマ × ラブ・ストーリー」の舞台には案外、夏よりも冬の方が向いている気がするのだが、いかがだろう? 

それでは皆さん、よいクリスマスをお過ごしください!


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