日産は5日、フルモデルチェンジした4ドア・セダン「シルフィ」を発表。同日より全国一斉に発売を開始した。

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日産シルフィ、と言うとあまり馴染みがないかも知れない。初代はダットサン・ブランド時代から親しまれてきた由緒あるモデル・ネーム「ブルーバード」の系譜として2000年に「ブルーバード シルフィ」の名前で発売され(下の画像:左)、本家ブルーバードが2001年に生産終了した以降も、2005年に名称が変更することなく2代目モデル(下の画像:右)に代替わりしていた。だが今回、3代目にフルモデルチェンジする際にとうとう伝統の名前が消滅。単に「シルフィ」と名乗ることになった。



もっとも、シルフィは初代から実はブルーバードとは直接的な関係性を持たず、より小型の「サニー」とプラットフォームを共有するモデルであり、2代目で室内空間を拡げるためにホイールベースを大幅に延長したが、依然として日本では5ナンバー・サイズに留まっていた。しかし今年4月の北京モーターショーで発表された「B17」型と呼ばれる3代目は、日本、アメリカなどの "成熟市場" と、中国やタイ、中南米といった "新興市場" も含めた、世界120ヶ国で販売される "グローバル・セダン" としての役割を担うこともあり、先代に対し車幅を65mmも拡大。全長4,615mm × 全幅1,760mm × 全高1,495mmと、ついに3ナンバー・サイズとなった。ホイールベースは先代と同じ2,700mmと車格のわりに長く、さらに室内パッケージングの最適化を図ることで、後部座席は「足を組んでくつろげる、Lクラスセダンに匹敵するゆとりのニールームを実現」したという。全幅を拡げたことによりショルダールームは旧型よりも30mm拡大され、「ゆったり感が一段と」高まったそうだ。「セダンらしいバランスの良いプロポーションを実現」するために、全高は先代から15mm下げられ、より低く、ワイドになったボディは「セダン本来の美しいエクステリアデザインを追求」したそうである。全体的にはオーソドックスな4ドア・セダンに仕上がっているように見受けられるが、フロント・フェンダーを微妙に強調するサイドのキャラクター・ラインや、6連LEDクリアランスランプを内蔵したヘッドライトが特徴と言えるだろう。



インテリアでは、インストゥルメント・パネルを上段から中段まで継ぎ目のない一体成型とし、その下部やフロント・ドア上部トリムに「マイクログレイン」と呼ばれる表面加工(目に入る光の量=ツヤを抑えることで質感が高く感じるという)を施すことで質感を高めたという。シート表皮にはスエード調生地が採用され、4ドア・セダンに相応しい滑らかさと落ち着きを感じさせる室内に仕立てられているようだ。内装色はブラックとフェザーグレー(明るいライトグレー)の2色から選択可能。



日本仕様のパワートレインは、これまでの1.5リッターと2.0リッターの2本立てから、新開発された1.8リッター・ユニット+エクストロニックCVTの組み合わせに統一。ボア × ストロークが79.7mm × 90.1mmというロングストロークを特徴とするこの「MRA8DE」型エンジンは、排気量1,798ccから最高出力131ps/6,000rpmと最大トルク17.7kgm/3,600rpmを発生。先代より車両重量が増加しているにも関わらず、JC08モード燃費は15.6km/リッターと、旧型の1.5リッター・モデル(15.0km/リッター)を凌ぐ。



グレード構成は装備や内装の違いによって3種類。195/65R15タイヤと15インチ・スティール製ホイール+カバーにマニュアル・エアコンが装着された「S」の価格は193万7,250円。エアコンが左右独立温度調整機能付きフルオートとなり、本革巻ステアリング・ホイール、インテリジェント・キー、オートライト・システム、ウインカー内蔵ドアミラー、エンジン・イモビライザーなどの便利&快適装備が追加された「X」は209万4,750円。さらにキセノン・ヘッドライトが付き、サイドエアバッグやカーテンエアバッグが標準装備され、195/60R16タイヤと16インチ・アルミホイールを履き、シート生地がスエード調&起毛織物にグレードアップされる最上級仕様の「G」は238万9,800円となっている。また「X」には "和服でも足を揃えてしとやかに乗り降りできる" 助手席回転シートを備えたモデルも用意され、こちらは218万9,250円(いずれも消費税込み)。



200万円前後の価格でゆとりある室内空間と充分な快適性を備えていても、取り立ててお値打ち価格でも高級でもなく、ミニバンでもハイブリッドでもない、オーソドックスなミドルクラス4ドア・セダンは現在の日本においてあまり需要がないのか、販売目標台数は僅か600台/月と、高級車「シーマ」の6割に過ぎず、ニッチ狙いに思えた「ジューク」に比べると半分以下だったりする。とはいえ、日本の自動車メーカーがこういうクルマを真面目に作らなくなってしまったら、やっぱり寂しい。自分で買うかどうかは別としても、そんなシルフィに興味を持たれたという方は、以下のリンクから公式サイトをどうぞ。

日産:「シルフィ」

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