クライスラー、日本市場に4年半ぶりに導入するニュー・モデル「300」を発表!
フィアット クライスラー ジャパンは15日、日本市場に4年半ぶりに導入するニュー・モデル「クライスラー 300」と「クライスラー・イプシロン」を発表。12月15日(土)より発売する。アメリカン・ラグジュアリー・サルーンと、実はイタリア生まれの小さな高級車だ。まずは武術のようなダンス・パフォーマンスの後にお披露目されたクライスラー 300についてご紹介しよう。

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クライスラー 300は、全長5mを超える堂々たるボディを持つ後輪駆動の高級サルーン。今回日本市場導入が発表された現行モデルは、2011年にモデルチェンジされた2代目にあたる。が、クライスラーの「300」という名前は、1955年に300馬力のV8 "HEMI" エンジンを搭載して登場し、以降翌年の「300B」から1965年の最終型「300L」まで毎年末尾のアルファベット1文字を進めながら発展していった通称「レター・シリーズ」まで遡ることが出来る、由緒あるネーミングなのだ。



ダイムラー・クライスラー時代に「メルセデス Eクラス」のシャシー・コンポーネントを流用して作られ、その完成度と独自の個性から高い評価を集めた先代モデルに比べると、現行モデルの外観はややコンサバティブな印象を受ける。プラットフォームをキャリーオーバーしていることもあり、5mオーバーの全長と3m以上になるホイールベースは相変わらず大きく(長く)、前後フェンダーに見られる4つの明確な隆起など基本的なフォルムは先代を踏襲しているが、ノスタルジックな格子グリル(エッグプレートなどと呼ばれる)は水平ブレードを強調した現代的なデザインとなり、ヘッドランプ・ユニットには照射方向が自動的に調整されるアダプティブ・バイキセノン・ヘッドライトとC字を描くLEDクリアランス・ランプが組み込まれ、"洗練された" 顔つきになったとも言えるけれど、旧型の持っていた "独特の味わい" は薄れた。



一見あまり変わらないようにも見えるボディのラインにも細かな改良は加えられており、フロント・ウインド・シールドの傾斜を強め(上端で76mm後退)、Aピラーを細くすることで視界と空力性能が改善されたという。リア・スポイラーとしての効果を持たせるためにトランクリッドはキックアップされ、そこにハイマウント・ストップランプが埋め込まれている。全長5,070mm × 全幅1,905mm × 全高1,495mmというボディ・サイズは旧型に比べると60mm長く、15mm幅広く、5mm低い。ボディに使われている高張力鋼板はさらに引張強度が上がり、強固になっているそうだ。

フロントがダブルウィッシュボーン、リアは5リンク式となるサスペンションは、液体封入ブッシュの採用やショックアブソーバーの改良、スプリングばね定数の見直し、前後サスペンション・ジオメトリーの再設計などにより、強化されたボディ剛性と相俟って、ハンドリングと乗り心地が向上しているという。



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クライスラーによると、先代から最も変わったところは、機能性と快適性を高めクオリティが大幅に向上したインテリアかも知れない、という。「ルーミィ」「高いクオリティ」「ラグジュアリィ」という3つのキーワードを実現すべくデザインされ、インストゥルメント・パネルからセンターコンソールにかけて「流れるような」形状で「包み込まれるようなコクピット」に仕上げたという。サファイアブルーのLED照明を内蔵した円形メーターが特徴的。上級グレードではシート表皮とドア・アームレストにパンチングメッシュ仕上げの100%ナッパレザーが採用され、インストゥルメント・パネルやクラスター・カバー、アッパー・ドアトリムなどにはイタリアのポルトローナ・フラウ社製フォリーニョ・レザーが使われているそうだ。何しろ、販売される国によっては「ランチア・テーマ」を名乗るクルマであるわけだから。8.4インチの大型タッチスクリーン式モニターには「Uコネクト」と呼ばれる最新のドライバー・インターフェイスを採用。オーディオとナビゲーションを一括コントロールでき、もちろんリアビュー・モニタにもなる。



フロントに搭載されるエンジンは、今のところ3.6リッターV型6気筒「ペンタスター・ユニット」のみ。286ps/6,350rpmの最高出力と34.7kgm/4,650rpmの最大トルクを発揮する。先代の3.5リッターV6に比べると15%のパワーアップと10%の燃費向上を果たしたそうだ。トランスミッションにはZF製8速ATが組み合わされ、1,880~1,900kgという重い車体にもかかわらずJC08モード燃費9.2km/リッターを達成している。レギュラー・ガソリンで済むところがアメリカ車ならではの密かに嬉しいポイント。0-100km/h加速は7.0秒と発表されている。

合計7個のエアバッグにフロント・リアクティブ・ヘッドレストなど、このクラスの高級車として当たり前の安全装備は抜かりなし。ただし、レーダーを利用して前車との車間距離を制御する「アダプティブ・クルーズコントロール」や、斜め後ろの死角を走行する他車の存在を知らせる「ブラインド・スポット・モニター」、駐車スペースから後退して出るときなどに、後方の車両や障害物の存在を警告する「リア・クロスパス・ディテクション」など、最新テクノロジーを使った安全装置は上級グレードの「300C ラグジュアリー」のみ標準装備となる。



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その代わりグレードによる価格差は大きく、先述の安全装置やいくつかの快適装備が省略され、シートがファブリックとなりタイヤも18インチ(235/55R18)となる「300 リミテッド」は398万円と、クラスの割にかなりお買い得。デュアルペイン・パノラミック・サンルーフやシート・ヒーターなどが付き、スピーカーの数が増え、レザーシート標準装備、ウッドパネルも木目調から本木目になり、20インチ・タイヤ(245/45R20)を履く「300C ラグジュアリー」は538万円となる(いずれも消費税込み)。どちらも右ハンドルのみの設定だ。より詳しい情報は文末のリンクから公式サイトをどうぞ。

なおこの300シリーズ、本国ではバリエーションがかなり豊富で、さらに魅力的なV8 HEMI エンジンを搭載する「SRT8」という高性能バージョンもラインアップされている。参考までにアメリカ仕様の画像もギャラリーに多数用意したので、是非そちらもご覧いただきたい。

CHRYSLER 300 公式サイト

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