1999年11月の初代インサイト発売から、本年9月末までに全世界で累計100万台のハイブリッド車を販売したホンダは、走りと燃費を高次元で両立させる新世代のパワートレイン技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」の1つとして、小型、中型、大型車のそれぞれのカテゴリーに応じた3つの新たなHonda SPORT HYBRIDシステムを発表した。

小型車には、これまで採用していた独自のハイブリッドシステムIMAよりさらに高効率化させた1モーターの軽量コンパクトなハイブリッドシステム 「SPORT HYBRID Intelligent Dual Clutch Drive(スポーツ・ハイブリッド・インテリジェント・デュアル・クラッチ・ドライブ)」を開発。中型車には、2モーターを採用した世界最高効率※1の 「SPORT HYBRID Intelligent Multi Mode Drive(スポーツ・ハイブリッド・インテリジェント・マルチ・モード・ドライブ)」を設定。大型車には、3モーターを採用して左右の駆動力を自在に制 御する「SPORT HYBRID SH-AWD(SPORT HYBRID Super Handling - All Wheel Drive:スポーツ・ハイブリッド・スーパー・ハンドリング・オール・ホイール・ドライブ)」と合わせて、クルマの特性に合った3つのSPORT HYBRIDシステムを揃えることになる。

小型車用に採用される1モーターの「SPORT HYBRID Intelligent Dual Clutch Drive」は、クラストップレベルの燃費に加え、従来モデルを超える力強い加速Gと、リズミカルで伸びのある加速感により、FUNな走りを実現する。新 開発の直列4気筒1.5Lアトキンソンサイクルエンジンに、高出力モーター内蔵の7速DCTとリチウムイオンバッテリーを組み合わせ、従来型の1モーター ハイブリッドシステムに比べて、30%以上の効率向上を実現するドライブユニット。

特長は、加速、高速クルーズ時はクラッチを接続させ、1モーター+エンジンによるスポーティーな走りをもたらし、発進、低・中速クルーズ時は、クラッチでエンジンを切り離し、高効率なEV走行を実現。また、減速時もクラッチでエンジンを切り離し、エネルギー回生を高めることで燃費の向上に寄与するもの。国内外で好調であり、来年フルモデルチェンジされる フィットシリーズ以降への採用も噂され、そうなると国内では絶好調の軽市場に加えとコンパクト市場でのシェア拡大の原動力となりそうだ。

また、中型車以上に採用予定の2モーターの採用で3つのドライブモードを最適選択する「SPORT HYBRID Intelligent Multi Mode Drive/Plug-in」は、高効率で大出力のモーターを採用し、EV特有の軽快な加速感と高い燃費性能の両立を実現する。このシステムは新開発のハ イブリッド専用エンジンと、2モーター内蔵のエンジン直結クラッチ付き電気式CVTにリチウムイオンバッテリーを組み合わせ、走行状況に応じて3種のドライブモードを最適に切り替えることにより、世界最高効率を実現しています。このシステムはプラグインハイブリッド車用としても適しているとされ北米で「アコード」に搭載され来年1月より販売が開始される。

このシステムでは、EV、Engine、Hybridの3種のドライブモードを運転 条件やバッテリー残容量に応じて切り替えることによって、世界最高の水準の効率を実現するもの。EVドライブモードではバッテリーの電力によりモーター駆動で走行と減速回生を行い、Engineドライブモードでは中・高速クルーズ時には低伝達フリクションで高効率なエンジン走行を、そして、Hybridドライブモードでは市街地や力強い加速が必要な際に、エンジンで発電してモーター駆動で走行を行う。

さらに、3モーターの「SPORT HYBRID SH-AWD(SPORT HYBRID Super Handling - All Wheel Drive)は大型モデルに搭載が予定され、NSXコンセプトで明らかにされたシステムで、V型6気筒エンジンと高出力3モーターシステムの組み合わせに より、V型8気筒エンジンと同等の加速性能と、直列4気筒エンジン以上の低燃費を同時に実現するとされる。車体前部に新しいV型6気筒3.5L直噴エンジ ンと新開発の1モーター内蔵7速DCTを組み合わて搭載、車体後部に搭載した2つのモーター駆動によって、左・右後輪のトルクを自在に制御し、燃費と走り を高次元で両立させたホンダ独自のシステム。

このシステムでは、左・右後輪の独立したモーターを、外輪はプラスのトルク、内輪はマイナスのトルクとすることにより、エンジン出力に依存せず、後輪トルクを自由自在に制御することが可能となり、コーナーの大きさに応じて、内輪で発生した エネルギーを電気的に回収して外輪に与え、クルマの旋回に必要な力を自ら生み出すトルク制御を行って高いハンドリング特性を実現させる。NSXやAcura RLX ハイブリッドタイプ、日本で2014年発売予定のレジェンド後継モデルに搭載が予定されている。

ガソリン、ディーゼル、ハイブリッド、さらにはEV、燃料電池と多様なパワートレインを有するホンダだが、その中でもハイブリッドの進化と戦略は、勢いをましてまだまだ続いて行きそうな気配である。

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