最近、カナダのバンクーバー国際空港にあるレンタカー大手のバジェット・レンタカーが、車をレンタルした客に対して法外な料金を不正請求するという問題が持ち上がっている。今回はこのニュースの詳細をお伝えしよう。いまどきこんな不正がまかり通っていることにきっと誰もが驚くはずだ。

米国・カナダの取引改善協会「Better Business Bureau」は、同店舗に対する消費者からのクレームを現在までに少なくとも70件は受けているという。例えば、ほとんど分からないようなキズがフロントガラスにできたと指摘され、ガラスの交換代約8万円を支払わされたケースや、ルーフのへこみの修理代として約4万円を請求されたケースなどがあるそうだ。また、こうした指摘を受けるのは客が車の返却手続きを終えて店舗を出た後の場合が多く、なかには客に連絡する前に損傷箇所の修理を済ませ、「とにかく修理費を払え」と言われるケースもあるという。同協会では「バンクーバーのバジェット・レンタカーは信頼できない会社」と格付けをしている。

こうした消費者からのクレームに目を向け、この問題を取り上げたカナダのCBCニュースは、取材によってさらに興味深い事実を突き止めている。

バンクーバーのバジェット・レンタカーを運営しているのは、様々な事業を展開していることでバンクーバーでは有名なシドニー・ベルツバーグ氏。彼が展開しているビジネスの1つが「インランド・トランスポーテーション」という会社で、バンクーバーのバジェット・レンタカーからの修理作業を一手に引き受けているというのだ。さらには、バジェットがレンタカーの損傷度合いをチェックさせるために依頼していたというフリーランスの査定官と称する人物は、実はバジェットの従業員であったことも明らかとなった。

皆さんは、法外な料金を請求されるといった事態を避けるために、レンタカーを借りる際にお店から勧められる保険に入っておけば大丈夫だと考えるだろう。ところが、この点においても「保険の発行元は、レンタカー会社であることが多いため、保険が適用できるかはレンタカー会社が決めている」とCBCニュースは指摘する。あるモントリオールの実業家は「レンタカー会社が使う保険会社と修理工場までをひとりの実業家が経営しているというのは、コンプライアンスの面からも非常に問題がある」とコメントしている。

現在のところ訴訟は起きていないが、カナダ消費者協会はバンクーバー国際空港のバジェッドでレンタカーを使おうとしている人に対し、レンタカーを返却する前には、車全体をビデオに撮って証拠を残すなどして念入りにチェックすることを推奨している。

読者の皆さんも海外でレンタカーを借りる際には注意した方がよさそうだ。では、バジェット・レンタカーの問題を取り上げたニュース映像をご覧いただきたい。


By Chris Tutor
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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