200万円で買える(かも知れない)12気筒フェラーリ! 売り手は東京国税局!
税金の滞納などによって国(国税局・税務局)が差し押さえた物件を売却するインターネット公売(官公庁オークション)で、12気筒エンジンを持つエレガントなフェラーリ「365GT2+2」が現在入札参加申し込みを受け付中。その見積価額はなんと190万円だ。

フェラーリのロードカーには昔から、2シーターで「ベルリネッタ」を名乗る "スポーツ系" モデルの他に、そのエンジンやシャシーをベースにしながら後部座席を備えた "エレガント路線" とも言うべきモデルが存在することは、ご存じの方も多いだろう。1960年に名車「250GT」シリーズ唯一の2+2モデルとして発表された「250GTE」から始まり、現行モデルの「FF」...はちょっと流れから外れるかも知れないが、その前の「612 スカリエッティ」や、ベルリネッタ系の「550 マラネロ」より一足早く12気筒エンジンをフロントに搭載した「456 GT」あたりはお馴染みなのではないだろうか。今回 "売り" に出されている365GT2+2もその流れを汲む4シーター・フェラーリである。



1966年に登場したオープントップの最高級限定モデル「365 カリフォルニア」とよく似たフロント・マスクを持つ365GT2+2は、「330GT2+2」の後継として1967年に発表され、1971年までに801台が生産された。この時代のフェラーリとしてはかなり多いが、あの「F40」より500台以上も少ない。パワーアシスト・ステアリングを標準装備した最初のフェラーリだったそうだ。

ピニンファリーナがデザインと製造を担当した大柄なボディは、全長4,974mm × 全幅1,786mm × 全高1,345mmと、広く長くそして低い。ボンネットの下には1気筒あたり"365" ccということで排気量4.4リッター(正確には4,390cc)のSOHC60度V型12気筒を搭載。3基のウェバー40 DFI/5キャブレターを備え、最高出力320馬力と最大トルク37.0kgmを発生、最高速度は245km/hと発表されている。

この後継モデル「365GTC/4」ではヘッドライトが格納式となり、さらに後の「365GT4/2+2」や「400」になると直線基調のモダンなスタイリングに変わる。365GT2+2は、丸目のヘッドライトやボディと分離したクロムメッキのバンパーなど、1960年代のクラシカルな雰囲気を持つ最後の2+2フェラーリと言えるだろう。



今回オークションに掛けられた365GT2+2は、マルーンのボディ・カラーにマグノリア(木蓮)と呼ばれるクリーム色のインテリア。左ハンドルで5速MT。クーラーやパワー・ウインドウが装備されているという。日本では平成8年に初めて登録された車両らしい。走行距離は「不明」。「2+2」であるはずだが、車検証には「乗員定員5人」となっているようだ。オークション・ページに書かれている車体サイズが上述の公式データとだいぶ異なるのは、この時代のフェラーリのボディは手作りされていたため結構な個体差があるから。そして車両重量はフェラーリの公式サイトに書かれている「乾燥重量」と比べると280kgも重い。

平成25年3月まで車検が残ってはいるのだが、気になるのは「エンジン:オーバーホール必要 トランスミッション:メインテナンス必要」とあること。もし200万円で落札できたとしても、きちんとした状態で走らせるためには、いったい幾ら掛かるのだろうか。ボディ部分に傷あり、とも書かれている。

ちなみに世界的に有名な中古車情報誌「ヘミングス・モーター・ニュース」のインターネット・サイトで365GT2+2を検索してみると、「機関問題なし」「内装新品」「走行8万2,000km」の1969年式が12万7,000ドル(約1,020万円)、「機関フレッシュ」で「内装新同」「傷1つないボディ」の1970年式が17万9,000ドル(約1,438万円)で売りに出されているのが見つかった。"多少(?)難あり" でも200万円でもし手に入れることが出来たなら、3ケタ万円の整備費を費やしても安い買い物になる、かも知れない。

官公庁オークションには入札前に「下見会」という現物を見られる機会が催されるれるのだが、残念ながら11月5日に終了している。参加申し込みは12日まで受け付けており、その後22日から入札となる。

「音が最高!」と誰もが口にするキャブレター式の60度V12エンジン搭載のフェラーリを、ひょっとしたら信じられないくらい安い金額で手に入れられるかも知れないチャンスに、人生を掛けてみたい方は以下のリンクから楽天オークションの該当ページをどうぞ。といっても、そこにはまったくお役所仕事的に撮影された残念な写真しかないので、Autoblogの画像ライブラリーから同時代(1950年代後半〜70年代初頭)の跳ね馬を集めたギャラリーを用意してみた。こちらも是非ご覧いただきたい。


楽天 官公庁オークション:フェラーリ 365GT2+2


追記:この "ワケ有りフェラーリ"、入札期間最終日の11月26日には、見事738万円という価格で落札された。実際のところ、「200万円で買えるかも」と夢を見られたのはオークションが始まるまで。開始15分ですぐに200万円を突破、翌日には300万円を超え、最終日最後の1時間で450万円から一挙に738万円まで跳ね上がっている。価値の分かる方、そしてそれに見合うだけの金額を出せる方、日本にも結構大勢いらっしゃるのですね。


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