ヒュンダイが燃費水増しで補償金支払いへ 原因については「ついうっかりして...」
韓国のヒュンダイと傘下の起亜が、アメリカで販売した2012年、2013年モデルの燃費を誇張していた問題に新たな進展があった。両社は燃費を水増ししていたモデルの走行距離の数字を引き下げ、さらに該当車を主有する全てのオーナーに補償金を支払うことにしたという。

『The Detroit News』紙が伝えるところによると、アメリカ環境保護庁(EPA)が消費者からの苦情を受けて調査した結果、両社が販売してきた2010年後半以降の車の燃費表示が、実際の数値より高いことが判明。指摘を受けた両社はこれを認め、90万台もの対象車のオーナーに補償金を支払う方針だという。

両社がこの姿勢を打ち出したことで、ヒュンダイがこれまで広告を積極的に展開してきた4モデルの"1ガロン(3.78リッター)当たり40マイル(64.4キロ)走行可能"という宣伝文句は、虚偽だったことが確定した。

ヒュンダイは2013年モデルの「アクセント」、「ベロスター」、「エラントラ」について、高速道路走行時の燃費を37~38マイルに引き下げる見通しだ。ヒュンダイ自動車北米部門の最高経営責任者(CEO)、ジョン・クラフチック氏は「このような間違いを犯して非常に申し訳ない」と陳謝している。

10月末までの2011~2013年モデルの総販売数の実に35%のモデルの燃費表示が引き下げの対象になるが、このうち58万台が1マイル、24万台が2マイル、残る8万台が3~4マイルそれぞれ引き下げとなる。対象車の持ち主は、走行距離メーターに基づいた算定額に加え、15%を上乗せした額が補償される。例えば1万5000マイル(2万4000キロ)を運転した人は、およそ88ドル(約7100円)の返金が受けられるという。

ヒュンダイ車の燃費性能について、以前から疑問視する声はあった。今年の7月には「Consumer Watchdog(消費者の番犬)」という団体と、「燃費が広告よりも悪い」と訴えるエラントラを購入した男性が共同訴訟を起こしたことが、米でも話題となった。

しかし、最新情報によれば、ヒュンダイと起亜は車の評価工程を追加して再調査を行った結果、燃費の数字はEPAの数値より高い結果になったとし、更に今回の過大表示の原因についは、燃費性能評価中の「うっかりミス」による「人的エラー」によるもので、米国政府と消費者をだます意図はなかったと強調している。また、両社は消費者に注意を促す大々的なキャンペーンを行う予定だが、この謝罪キャンペーンにかかるコストについては言及されていない。

EPAとヒュンダイは、それぞれプレスリリース(英語)を発表したので興味のある方は読んでみてほしい。また、ヒュンダイと起亜それぞれの対象モデルの詳細な数値については表をご覧いただきたい。

By Zach Bowman
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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