【ビデオ】数字に表れない進化を遂げた、第三世代の「日産 GT-R」2013年モデル発表!
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日産は2日、「GT-R」の2013年モデルを19日より発売すると発表。これまでとスペックこそ変わらないが、エンジン、シャシー、ボディ、インテリアまで「数字に表れない進化」が盛り込まれた、「第三世代の幕を開ける」モデルであるという。

2012年のニュルブルクリンク24時間レースに、NISMOではなく、日産の開発チームとして、参戦したことをご記憶の方も多いだろう。その目的として、レースで収集されたデータや開発パーツを市販モデルにフィードバックするということが当初から宣言されていた。今回のGT-Rの改良は、その時の公約に基づくものだ。



エンジンには、燃料噴射量を高精度に制御できる高出力用インジェクターを採用。さらにターボチャージャーの過給バイパスに専用開発したオリフィス(流量を絞るもの)を追加したことによって、過給圧の急激な低下を抑制し、高回転域での加速が維持できるようになったという。

オイルパンには特殊構造のバッフルプレート(下の画像:右)を追加することで、サーキットなどにおけるハードなスポーツ走行時にも安定した油圧特性を実現。オイルパン内での回転フリクションが低減された。また、リアル・レース用オイルとして知られるNISMO共同開発モチュール製コンペティション・オイル(下の画像:左)が、今回ディーラー・オプションのエンジン・オイルとして設定されている。どうしてわざわざ「設定」するのかといえば、GT-Rは指定以外のエンジン・オイルを使用した場合は保証対象外となるからだ。

これらの変更により、エンジンは「スペックが変わらないとは信じられない」ほど、中回転域のレスポンスと高回転域における伸びが向上したという。



サスペンションに関してはまず、通常は設計図上で定めるロールセンター位置を、実際に走行している車両から「実動ロールセンター」を計測。タイヤやブッシュのたわみまで考慮に入れてフロントのロールセンターを下げるという、この「革新的な手法」によって、「路面に吸い付くような」ハンドリングを実現するとともに、超高速時の走行安定性を向上させたそうだ。これに合わせ、スプリングとショックアブソーバー、フロント・スタビライザーの仕様なども全て見直したという。
また、フロント・サスペンションにはキャンバー調整カムボルトが採用され、アライメント調整精度と、合わせて整備性も向上しているとのこと。



この向上したサスペンション性能に対応するため、ボディにはダッシュパネルバー2カ所とインストメンバー部にレインフォース(補強)を追加。車体剛性を向上させた(下の画像:左)。

駆動系では、サーキット走行時などにおける高負荷時の信頼性を向上させるために、ドライブシャフトからハブベアリングの締結トルクを高めるという変更もなされている。



「上質感とデザイン性を求めてリファインを重ねた」というインテリアは、ベース・グレードの「Pure edition」ではスティッチの色をライト・グレーからダーク・グレーに変更。ドア・トリムやインストパッドにはより太い糸を用いた上、縫い目ピッチを拡大したという(下の画像:左上)。

黒と赤のインテリアが特徴的な「Black edition」では、ステアリング・ホイールもブラックとレッドのコンビに変更された(下の画像:右上)。新たにレカロ製カーボンバケット・シートもメーカー・オプションで選択可能となっている。

上級グレードの「Premium edition」には、アンバーレッド&ブラックの「ファッショナブルインテリア」をメーカー・オプションに設定(下の画像:下)。フロント・シートは「本革本来の風合いと柔らかさを備えた」セミアニリン本革を使用し、特別管理が必要な#0番という太いスイッチで、匠が手縫いで一品一品仕上げるという。そのために専用のミシンも導入したそうだ。

その他、Black editionにはドライカーボン製リア・スポイラーとレイズ製アルミ軽量鍛造ホイールをセットでメーカー・オプションとして設定。バックビュー・モニターがPremium editionとBlack editionに標準装備された(Pure editionにはディーラー・オプションとして装着可能)。細かいところでは全車に「シートバックの前倒し時の使い勝手を向上させる」サイドノブが前席左右に装備されている。



価格は消費税込みで「GT-R Pure edition」が875万7,000円。「GT-R Black edition」が963万9,000円。「GT-R Premium edition」が978万6,000円。「GT-R EGOIST」は1,516万8,300円となっている。「第二世代」に比べると、6万3,000(Pure edition)〜16万8,000円(Black editionとPremium editionおよびEGOIST)ほど値上げされた。

繰り返し述べているように、3.8リッターV型6気筒ツインターボ「VR38」型エンジンの最高出力550ps/6,400rpmと最大トルク64.5kgm/3,200〜5,800rpmは変わらない。だが「スペックに表れない感動」を味わわせてくれるのが、"ニュル実戦" でクルマも開発者も鍛えられた、2013年型GT-Rなのだという。目で見て分かる「表れている」部分についても、Premium editionにオプションとして設定されたアンバーレッド/ブラックのインテリアなどは、なかなか魅力的。ぜひ以下に用意したギャラリーから大きな写真でご覧いただきたい。

さらに詳しい情報については、以下のリンクから公式サイトをどうぞ。

NISSAN GT-R

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【Link thanks】 rakugakidou.net
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