エアコン付きで街乗りも可能なワンメイクレース参戦用車両「トヨタ 86 Racing」発売!
TRD(トヨタ・レーシング・ディベロップメント)」ブランドでトヨタ車のモータースポーツ活動およびカスタマイズ・パーツ開発を行うトヨタテクノクラフト株式会社は25日、FRスポーツカー「トヨタ 86」のワンメイクレース参戦用車両「86 Racing」を発表した。専用ロールケージをはじめとするレース用装備を架装しながら、エアコンも残されており街乗りにも使えるという "ナンバー付きレースカー" だ。

トヨタ 86には、発売当初からモータースポーツ用ベース車両として装備が簡略化された「RC」というグレードが存在しているが、200万円を唯一切る価格は魅力でもエアコンがオプションでさえ用意されず装着不可という、かなりスパルタンな仕様で、週末にはサーキットに持ち込むけれど平日は通勤に使いたいというユーザーにとっては、ちょっと手が出しづらいモデルだった(下の画像)。


だが、今回TRDから発表されたこの86 Racingは、"ナンバー付き車両" で競われるワンメイクレース「GAZOO Racing 86 Race」(2013年夏より開催予定)の参戦用車両ということで、マニュアルエアコンや電動格納式ドアミラーといった街乗り用快適装備が残されているところが嬉しいポイント。ホイールこそ交換前提のスチール製が装着されているが、RCグレードでは素地のままだった前後バンパーもきちんと塗装され(ただしドアハンドルは素地のまま)、おまけに「GT」以上の上級グレードにしか標準装備されていないトルセンLSDとベンチレーテッド・リア・ディスクブレーキも搭載。つまり、既存のグレードをベースとしているのではなく、「RC」のホイールとドア・ハンドル、「G」のエアコンとスピーカー、「GT」の装備の一部までミックスされた仕様となっているのだ。



もちろんこれに、レース参戦のための専用装備が架装済みとなる。車内にはロールケージが入れられ、そのため専用にカッティングされたフロアマットが付属。運転席には競技専用のタカタ製4点式シートベルトを装備し、ボディの前後に牽引フックが付けられている。

サーキットにおけるハードな走行に耐えるべく、フロント・バンパー下部にはブレーキ冷却用のダクトが設けられ、ブレーキに専用のバックプレートを装備。フロント・グリルの内側には空冷式エンジン・オイルクーラーが搭載されている。サスペンションやパワートレインはノーマルのまま。エンジンには封印が施される。




価格は280万円(消費税込み)。「G」グレードにトルセンLSDを装着するより、36万円ほど高い計算だ。納車は2013年1月中旬以降からとなる。GAZOO Racing 86 Raceのスケジュールやレギュレーションは後ほどT.R.A.(トヨタカーズ・レース・アソシエイション)より発表予定。なお、レース等モータースポーツ参加時点でベース車部分および架装部分ともに、一切の保証は無効となる。また、ロールケージ装着のため、SRSサイドエアバッグとSRSカーテンシールドエアバッグは作動しない状態となっているので、その辺りのことをご承知の上で購入されたし。



TRD(テクノクラフト)によれば、「気軽にサーキットでレースを楽しめるクルマをコンセプトとし、走る楽しさを身近に感じて頂く車両として開発」したという86 Racing。普段はアシとして使いつつ、ワンメイクレース出場で腕を磨きたい(試したい)という方は、以下のリンクから公式サイトで詳細をご確認いただきたい。

TRD : 86 Racing

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