フィアット クライスラー ジャパンは24日、フィアットをベースにした高性能車を手掛けるアバルトの最新モデル4車種を日本に導入すると発表。「さそり」座の初日である10月24日に全国アバルト正規ディーラーで販売を開始した。

今回発売されたアバルトは、フィアットの主力ハッチバック車「プント」をベースとする「アバルト プント」に特別仕様車として追加された「プント スーパースポーツ」と、限定車「プント スコルピオーネ」、そして人気のスモールカー「フィアット 500」とそのオープンルーフ版「500C」をベースにした「アバルト 500 グリージョ レコード」「アバルト 500C グリージョ レコード」の4モデル。順番にご紹介しよう。



今年8月、これまで「プント エヴォ」と呼ばれていたフィアットのベース・モデルがマイナーチェンジを受けるとともに単なる「プント」と改名されたことに伴い、今回「アバルト プント エヴォ」も「アバルト プント」に名称変更。その特別仕様車として追加された「アバルト プント スーパースポーツ」は、「グリージョ カンポヴォーロ」と呼ばれるグレーのボディ・カラーに、ルーフとボンネットをマット・ブラックで塗装した上にボディ同色のストライプを入れ、さらにブラック・ペイントを施したホイールを組み合わせることで「スポーティで精悍な印象」(プレスリリースより)に仕上げたモデルだ。エンジンはアバルト プントに用意されるチューニング・キット「エッセエッセ KONI キット」装着車と同様、最高出力が163ps/5,500rpmから180ps/5,750rpmにまで高められている。

ちなみに標準モデルのアバルト プントにも用意されている「グリージョ カンポヴォーロ」というカラーは、かつてアバルトがテストコースとして利用していたカンポヴォーロ飛行場から名付けられたもの。その飛行場内に置かれていた戦闘機用のグレーの塗料を、アバルトが製作した高性能車の塗装に使ったことから、この独特なカラーリングが始まったと言われている。マット・ブラックのボンネットとルーフは「アバルト 124ラリー」から引用したそうだ。価格はプント アバルト+エッセエッセ KONI キット装着よりも2,650円ほど安い、309万円。ただし足回りは標準モデルと共通なので、KONI製ショックアブソーバーや18インチ・タイヤ&ホイールは付かない。



そして全世界で199台、日本では40台のみが限定販売される「プント スコルピオーネ」は、ボディ・カラーに「ネロ スコルピオーネ(ブラック・メタリック)」を採用し、ボンネットとルーフは「スーパースポーツ」同様マット・ブラック塗装にストライプ入り。一見単なる色違いかと思うが、よく見るとホイールは18インチにグレード・アップ。黄色く塗られたキャリパーが示すように、ブレーキはパッドやディスクも性能が向上。足回りにはハイパフォーマンス・コイルスプリングとKONI製FSDショックアブソーバーが装着され、180ps仕様のエンジンとともに、エッセエッセ KONI キット装着車に準拠したチューニングが施されている。専用仕上げのインテリアには、前席にサベルト製スポーツ・シートを装備。後席も含め表皮はアルカンターラ&ファブリック張りとなり、レッド&イエローのスティッチが各所に入る。こちらの価格は374万円となっている。



さて次はフィアット 500および500Cベースの高性能モデル、アバルト 500とアバルト 500Cに設定された限定車「グリージョ レコード」のご紹介だ。その名前が表すボディ・カラーは、カルロ・アバルト生誕100周年を記念して2008年に世界限定100台が発売された「ゼロチェント」(日本未導入)を彷彿とさせるガンメタリックの新色。内装にはブラウン・レザーを採用し、ダーク・グレー仕上げのホイールが装備される。さらに今回の限定モデルでは、開閉式ルーフを備える「アバルト 500C」に日本向けとしては初めて、マニュアル・トランスミッション仕様が導入されることも大きなニュースだろう。これまで日本で販売されてきたアバルト 500Cはすべて「アバルト コンペティツィオーネ」と呼ばれるATモード付きシーケンシャル・トランスミッションのみの設定だった。アバルト 500でオープントップの開放感と左足で駆動を伝える自由の両方を味わいたいという方は、この機会をお見逃しなく。価格は40台の限定販売となる「アバルト 500 グリージョ レコード」が、標準モデルのアバルト 500と同価格の299万円。そして「アバルト 500C グリージョ レコード」は、トランスミッションの違いからベース車アバルト 500Cより10万円も安い329万円となっている。こちらは30台限定だ(価格はいずれも消費税込み)。



アバルト プントに関しては、好きなボディ・カラーで自由に仕様が選べる標準モデルと悩むところかも知れない。高級感のある内外装カラーで標準モデルと価格差がない500および500C グリージョ レコードは、限定台数が争奪戦となりそうだ。

詳しいスペックや販売店の情報(アバルトは、フィアット正規ディーラーによる扱いではなく、全国4カ所のアバルト・オフィシャル・ディーラーのみで販売される)は、以下のリンクから公式サイトをどうぞ。

ABARTH オフィシャルホームページ

アバルトコールセンター 0120-130-595

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