【レポート】欧州での新車販売数が激減 メルセデスは苦肉の策に
欧州経済危機の深刻化を象徴するかのように、最近ドイツの自動車メーカーがこぞって新車の販売価格を下げているという。

先月、ヨーロッパにおけるドイツ車の新車販売価格は平均で12.2%ダウン。さらにメルセデス・ベンツでは、新車購入時の下取り車の買い取り価格に1台当たり3000ユーロ(日本円で約31万円)をプラスしているという。しかし、こうした戦略もむなしく、先月のドイツ国内の新車販売台数は11%減少。ヨーロッパの新車販売台数の4分の1はドイツが占めていることから、ヨーロッパ全体での販売数は1993年のレベルにまで落ち込むのではないかという見方もある。

さらに先月のドイツ国内における販売台数の33.5%は、実は「登録済み未使用車」であるという。登録済み未使用車とは、ディーラーが売れ残った新車を自身で登録し、中古車として20%以上値引きした価格で販売している車。在庫一掃には一役買うかもしれないが、ディーラーもメーカーも痛手を負うことになりかねない。

英調査会社LMCオートモーティブのアナリスト、ジョナサン・ポスキット氏が車情報誌『Automotive News Europe』に語ったところによると、「ドイツの販売業績不振は我々(欧州)が経済危機から脱していないことを示唆している。むしろすぐには抜け出せない状況だ。2013年も厳しい年になるだろう」とのこと。

まだまだ回復の兆しが見えない欧州経済だが、今後の動向に注目したい。

By Chris Tutor
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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