【パリモーターショー 2012】コンパクトで楽しそうなクルマたちを、まとめてご紹介!
9月27日から10月14日までフランスで開催されていたパリ・モーターショー。その出展車の中から、コンパクトで楽しそうなクルマたちをいくつかまとめてご紹介しよう。



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まずはプジョーの「2008 コンセプト」。間もなく日本にも上陸する新型ハッチバック「208」をベースにした "4ケタ・バージョン" は、いわゆるクロスオーバーSUVになるようだ。全長4.14m、全幅1.74mというコンパクトなボディに、110馬力を発生する1.2リッターの直列3気筒直噴ターボ・エンジンを搭載。「都市を愛する、若々しい精神を持った都市生活者にぴったりな、軽快さとコンパクトさと多用途に向く実用性を兼ね備えた小型車」だそうである。近い将来、市販化されることが既に決まっていると言われている。



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日産の「テラ コンセプト」も都市部向けSUVだが、パワートレインは燃料電池の4輪駆動とかなり革新的。「リーフ」で採用されている電気モーターによって前輪を駆動し、後輪は左右それぞれ1個ずつのモーターを搭載する「インホイールモーター」式で駆動。車体のセンターを貫くドライブシャフトを必要としないため、フラットな室内を実現したという。こちらは純粋なコンセプトカーだが「水素が広く普及すれば、すぐに燃料電池自動車を量産する準備が整っているという、日産の姿勢を示すもの」だそうだ。



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メルセデス・ベンツの超小型車ブランド、スマートから発表された「スマート フォースターズ」は、次期型「スマート フォーツー」や、さらに4人乗りの「スマート フォーフォー」のデザインも示唆すると言われている、電気自動車のコンセプト・カー。全長3,550mmは現行型スマート フォーツーより80cmも長く、1,710mmにもなる全幅は15cmも幅広い。これで2人乗りだから、もはや「マイクロカー」とは呼べない。「フォースターズ(forstars)」という名前は、広大なガラスルーフから「星を眺められる」という意味ともう1つ、フロント・フードに搭載されたプロジェクターによってどこでも映画などを観ることができるという機能に由来する。つまり「星空」と「映画スター」を見るためのスマートというわけ。



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アウディからも将来のSUVを予告するようなコンセプト・カーが発表された。「アウディ クロスレーン クーペ」と名付けられたこのクルマには、アルミニウムとカーボンファイバー(炭素繊維強化プラスティック)、GFRP(ガラス繊維強化プラスティック)という3つの素材で構成された「マルチマテリアル・スペース」と呼ばれる新しい軽量スペースフレームが採用されている。パワートレインもユニークで、1.5リッター直列3気筒直噴ターボ・エンジンに、リチウムイオン・バッテリーと、出力が異なる2個のモーターを組み合わせた「デュアルモード・ハイブリッド」を搭載。低速時には高出力モーターのみで走行し、バッテリーが低下するとエンジンが、もう1つの出力が小さい方のモーターをオルタネーターとして使って発電、つまりレンジエクステンダー式EVとして機能する。そして55km/hを超える高速走行時になると、エンジンが動力を受け持ち、低出力モーターがこれをサポート、というよくあるハイブリッド車と同じシステムになる。車体・パワートレインのいずれもSUVに限らず、将来のアウディで実用化されそうな次世代技術である。



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最後にご紹介するのは、モナコ公国で製造されるというバギー風スポーツカー「ヴェンチュリ アメリカ」。オフロード走行も楽しめるロード・クリアランスを確保したフル・オープン2シーターのボディに、最高出力300馬力と最大トルク40.8kgmを発揮する電気モーターを搭載して後輪を駆動する。シャシーはカーボンファイバーをはじめとする複合素材によって構成されたモノコック構造。ボディ・パネルもカーボンファイバー製というから、価格はかなりお高くなりそう。100台限定で少量生産・販売されるという。ところでこのヴェンチュリという名前、モータースポーツがお好きな方なら、1990年代にF1やル・マンで聞いたことがあるかも知れない。当時はフランスのスポーツカー・メーカーだったが、今ではモナコに本拠を置くそうだ。


以上のように、今回のショーではコンパクトなクロスオーバーSUVのようなクルマが非常に多く見られた。市場における流行を反映しているとも言えるが、環境性能を重視した小型車でクルマの楽しさを表現したいと思ったら、どうしてもこういうカタチになってしまった、ということもあるかも知れない。果たして1年後に開催される東京モーターショーでは、この傾向がどのように変化しているか、今から楽しみ...と言うのは気が早過ぎるだろうか。


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