カーオーディオやカーナビゲーション等を手がけるクラリオンは、「CEATEC JAPAN 2012」にて音源からスピーカーまで全てをデジタル処理する音響再生技術による世界初のフルデジタルスピーカーシステムを採用した車載ユニット"01DRIVE"シリーズを初公開した。"01DRIVE"シリーズは家庭用に先駆けて12月上旬より車載用として販売を開始する。



従来のシステムではCD等のデジタルメディアをデジタル対応のプレーヤーで再生してきたが、アンプからスピーカーへの出力の段階でアナログ変換され、スピーカー自身はアナログ信号を元に音を出していたという。今回世界初として登場した"01DRIVE"シリーズに採用されたスピーカーでは、スピーカーの駆動部分までデジタル信号を使用することで、デジタル音源を忠実に再現できるとのことだ。

より詳しい方向けに補足すると、従来からデジタルアンプと呼ばれるアンプはあったが、"01DRIVE"シリーズに採用されたフルデジタルアンプの違いは、音源のデジタル信号にオーバーサンプリング (44.1kHz×256fs=11MHz)とデジタル変調をかけ、複数のデジタル信号に変換して、マルチD-Classドライバーから出力している点である。ちなみにデジタル処理信号への変換は、Trigence Semiconductor社のDnote技術を採用しているとのことだ。このような方式でデータ出力することでスピーカーを直接かつ、きめ細やかに駆動させる再生システムとなっている。また256倍オーバーサンプリングと11MHz駆動のマルチドライバー回路により高音質で原音に忠実な再生を実現している。

今回発売する"01DRIVE"シリーズの車載用"Z8/Z17F"は、プリウス(PHV含)、プリウスα、アルファード/ヴェルファイア専用となっている。各車種ごとにベス トチューニングされた車種別パラメーター(パラメトリックイコライザー)をAVナビゲーションで選択すれば、これまで車種ごとに調整を強いられてい た複雑な音場補正することなく各車種に最高の音場/音質が楽しめる。

当面は適合車種はまだ少ないが、順次ハイブリッド車やEV車、アイドリングストップ車を中心に、各車種別パラメーターを提供し、消費電力を気にすることなく良質なサウンドを好むユーザーに向けて対応車種拡大を図っていくとのことだ。

気になる価格であるが、車載用フルデジタルAVナビゲーション/スピーカーシステムの"Z8/Z17F"が288,750円(税込)、フルデジタ ルリアスピーカーシステム(2本1組)の"Z17R"が73,500円(税込)である。

HVやEVなどのモータ走行時やアイドリングストップ車のエンジンが停止している時は非常に静かであり、デジタルサウンドのよさを特に感じることができるだろう。また、フルデジタルにすることで消費電力も従来の1/8程度に抑えられるとのことで、電費にもよいとのこと。そのため今後フルデジタル化の流れは広まっていくのではないかと期待される。

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