カーナビやオーディオを手がけるパイオニアは、幕張メッセで開催された「CEATEC JAPAN 2012」で進化したEV用の非接触充電システムを公開した。

パイオニアの非接触充電システムをご紹介するのは、CEATEC JAPANの2010年2011年の記事についで3回目となる。今回ご紹介するシステムも、電源ユニット、コイルユニット、IEEEE802.11nを使用した無線通信といった基本的な構成は変わらない。日本のEVが採用している急速充電規格の"CHAdeMO"が車両の通信システムの"CAN"を使用しているのに対し、IEEEE802.11nの無線通信、つまり一般的に言われる無線LANシステムを使用することがでることで、家、車、町が簡単につながるようなシステム構成になっている点が、アフター市場でカーナビを手がけるパイオニアらしさである。


進化を続ける非接触充電システムであるが、2010年モデルが充電スタンドとコイルが別体であったのに対し、2011年もモデルがコイル部分に充電スタンド部分を一体化、そして今回公開された2012年モデルは2011年に対しさらに約20%コンパクトに進化している(2011年モデルは1150×800×80mm、2012年モデルは、950×780×80mm)。よりコンパクトになることで駐車場への設置のしやすさが向上すると考えられる。

また、2012年モデルより実使用を想定した安全機能が新搭載された。非接触充電であるが上に、コイルユニットの上に人や動物が載っていたり、いたずら等で金属等が置かれることが想定される。そうした場合でも安全に使用できる機能が"生体・異物検知システム"である。コイルユニットと車両との間を異物検知エリアとして認識し、人が近づいた場合は給電を停止し、写真のグリーンのランプが消える。また、異物等がある場合は、グリーンに点灯しているランプがレッドに点灯し、給電が停止し異常を知らせると同時に、火災や送電モジュールの故障を防止するとのことだ。

2010年に初めて非接触充電システムをご紹介したときは2年後を目処に開発しているとの話であったが、担当者によると充電システムへの法整備が進んでおらず、発売時期は未定、また価格も未定であるとのことだ。車社会は確実に電動化の方向性へ向かっており、この非接触充電という機能はその利便性を飛躍的に向上させることは間違いないだろう。一日も早い法整備の推進を期待したい。

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