トヨタは、東京ビックサイトにて9月26~28日に開催した"福祉機器展2012"にて生活支援ロボット"HSR"(human support robot)を一般公開した。ロボットといえば、ホンダのアシモが有名であるが、トヨタが開発した"HSR"は、少子高齢化をにらみ、介助犬のような機能を持たせたより実用的な家庭内用の自立生活アシストロボットなのだ。


"HSR"は、家の中での介助を目的としているため、使わないときはコンパクトに、また家の中での介助がしやすいようにコンパクトながら大きく伸びるような機構が取り入れられている。大きく伸びることで日常生活で必要な物をとったり、カーテンを開け閉めしたりすることが可能になっている。


"HSR"の主な機能は、床の上のものをつかんで拾う、薄いものを吸着して拾う、棚や机の上等の高いところのものをとってくる、カーテンを開けるという機能である。写真のように、アームでつかむ他、吸盤で吸引して薄い写真のようなものも撮ることができるのだ。


ベットに寝たきりの場合、手元のタブレット端末で"HSR"を操作することで、棚の高いところのものも簡単に手元に持ってくることができる。またケースに表示された画像認識用の2次元バーコードを利用することで、"HSR"自身がそのものが何かを認識し、指定したものを持ってくるという動作も可能である。例えば2次元バーコードでタオルと記録させておけば音声でタオル持ってきてとタブレット端末に声をかけるだけで、手元にタオルをもってきてくれるのだ。


"HSR"は障がい者が操作しなくても内蔵されたカメラを使って、遠隔操作で障がい者の見守りや介助が可能となっている。画像のように、毎日のカーテンの開け閉めも遠隔地から介護者がすることが可能である。 "HSR"の開発にあたっては、生活の質(QOL)の維持・向上に貢献することを目指して、日本介助犬協会の協力のもと、手足の不自由な人のニーズや要望を把握し、「落ちた物を拾う」「物を取ってくる」「家族や 介護者とのコミュニケーション」という機能の開発に取り組んできたとのことだ。2011年には、横浜市総合リハビリテーションセンターの協力のもと、障がい者の自宅でHSRを使った実証実験を実施し、利用者の視点を 設計にフィードバックしながら開発を進めてきている。すぐに実用化とは行かないだろうが、近い将来介護者の強い見方になるに違いない。


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