世界の福祉機器を総合展示する"国際福祉機器展2012"が9月26~28日に東京ビックサイトで開催された。今年は、トヨタ日産ホンダスバルダイハツスズキがメーカーブースを設け例年どおりの盛況となった。その中でも若者の注目度がたかったのはスバルのブースである。


多くの出展メーカーが、ミニバンや1BOXカーを出展し、リフトやサポートシートで車に乗り込めるような福祉車両を中心に展示している中、スバルは人気のスポーツカー「BRZ」とエクシーガを出展した。その中でも特に注目を浴びていたのが「BRZ」。体に障害を持ったユーザーもスポーツ走行が楽しめるようにというコンセプトの元、足を使わなくてもアクセル、ブレーキ操作ができてしまう"手動運転装置"が装着されているのだ。


展示車両に搭載されていたのはフジコン社製"FC-B"というモデル。運転席のフロアから立ち上がってくるコントロールレバーを前後に操作することで、アクセル、ブレーキ操作を手だけでコントロールできる。ちなみにこのタイプは、国産車・外国車問わずほとんど全ての車種に取り付けられるとのことだ。


また、ステアリングには片手でのハンドル操作をサポートするステアリンググリップの"SG-12"も同時に装着されている。これらの装置の装着に関しては、2つの方法があるとのこと。1つはディーラーにて車両購入時に装着してもらう方法、もう1つは車両購入後に架装業者に架装してもらう方法がある。参考価格は本体と工賃で約22万円。もちろん「トヨタ86」にも装着は可能だ。


操作はできても車椅子が乗せられなければ、という不安もあったが、「BRZ」の後席には助手席を前に移動することで車イスも載せることができるとのこと。またトランクスペースももともとタイヤを4本載せられる大型サイズなので、トランクにも車椅子は載せることができるのだ。1人で車椅子を載せるにはコツがいりそうだが、健常者ならずとも「BRZ」の走りを楽しめる点は新しい発見であった。スバルでは、以前より福祉車両や架装車両に取り組んでおり、フジコン以外のモデルもラインナップしている。様々なタイプを用意しているとのことなので、装着を検討している読者は一度ディーラーに足を運んではどうだろうか。


福祉機器展の会場にて放映されたビデオでは、レース中に事故に巻き込まれ、体に障害を負った太田哲也氏が、「BRZ」を操る愉しさや、「BRZ」を通して輝く自分を手に入いれようというメッセージがこめられていた。スポーツカーの走りの楽しさを再認識させられるビデオに仕上がっているので是非チェックして欲しい。

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