昨日お知らせした通り、フォルクスワーゲンは27日、開幕したパリ・モーターショーにおいて新型「ゴルフ」のスポーツ・バージョン「ゴルフ GTI コンセプト」を公開した。さらにもう1台、低燃費バージョンの「ブルーモーション」と共に、現地からの画像を含めご紹介しよう。

GTI」といえば、いわゆる「ホットハッチ」の代名詞的存在として、歴代フォルクスワーゲン ゴルフに設定されて来た高性能バージョン。ハッチバック車ゴルフの実用性と、並みのスポーツカーには負けないホットなエンジンや足回りを合わせ持つことから、世界中で熱心なファンに支持されている。



今回、パリ・モーターショーで公開されたGTIは、9月4日に発表されたばかりの7代目ゴルフがベース。「コンセプト」の名前が付いてはいるが、フォルクスワーゲンによると「ほとんど市販化の準備は出来ている」とのこと。スペックについて多くは明らかにされず、そのエンジンが(噂通り)220psの最高出力を発揮することと、現行モデルのゴルフ GTIと比べて燃費が18%改善されているということが、プレスリリースの中で明言されている。

「スポーティなクルマであっても優れた燃料消費率を達成できることが、ゴルフ GTI コンセプトによって実証される」と謳っているように、次期型GTIはかなり燃費に対して力を入れて来るようだ。具体的な数字としては「6.0リッター/100km(100km走行するために必要な燃料が6.0リッター)という記録を樹立する」とあるから、つまり約16.6km/リッターということになる。ちなみに現行型ゴルフ GTIの日本仕様は、10・15モード燃費で13.0km/リッター。7代目となる新型ゴルフのGTIが発売されたら、JC08モードで16km/リッター前後になるだろうか。



現段階では、残念ながらそれ以上の公式な情報はなし。昨日お伝えした噂がもし本当ならば、市販化される際には、この220psという最高出力がさらに10psほど引き上げられる「パフォーマンス・パッケージ」というオプションが用意されるはず。どうしてこんな「二段構え」にするのかという理由は、今回の発表で想像が付くだろう。つまり「優れた燃費」を喧伝するために、標準仕様は220psに抑えている、というわけだ(と、思われる)。動力性能という面から見れば、次期型GTI本来の姿は、このパフォーマンス・パッケージ装着車の方ということになるだろう。しかもこちらを希望する顧客が多ければ、標準価格×販売台数を大きく超える収益が期待できる。普通のゴルフではなく、わざわざ「GTI」を購入しようという人が何を求めるか、フォルクスワーゲンはよく分かっているはずだ。



そして今回のショーではこの「GTI」の他にもう1台、「ゴルフ ブルーモーション」というコンセプト・カーも出展されていた。実はこれ、9月4日に7代目ゴルフが発表されたときからアナウンスされていたモデルで、1.6リッター直噴ターボディーゼル・エンジン搭載車をベースに、車高を15mm引き下げ、高圧の超低転がり抵抗タイヤとハイ・ギアードな5速マニュアル・トランスミッションを採用し、さらにルーフ・スポイラー、Cピラー・スポイラー、リア・ウインドウ脇に装着されたエア・ガイド、開口部が狭められたフロント・グリル、特製アンダーフロア・パネルなどの装着によって、空気抵抗低減とエア・フローの最適化を図り、「ゴルフ史上最高の低燃費を実現」したという。その数値は5人乗りハッチバック車としては最高レベルの3.2リッター/100km(31.25km/リッター)。もちろん通常のゴルフと変わらぬ快適装備や安全装備を備え、最高速度は202km/hに達するそうだ。こちらは2013年夏の発売が決まっている。



もうすぐ発売される7代目ゴルフに遅れて追加される2つのバリエーション。フロント・グリルに入るラインは、赤と青のどちらがお好みだろうか?


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