アウディ、直4の燃費とV6のパワーを両立する「A6 ハイブリッド」を日本でも発売!
アウディ ジャパンは24日、アッパーミディアム・クラス・サルーン「A6」に直列4気筒ターボ・エンジンと電気モーターを組み合わせて搭載した「A6 ハイブリッド」を発表。全国の正規販売店を通じて同日より発売した。「4気筒エンジンの燃料効率とV6のパワーを両立する、アウディ初のハイブリッド」だそうである。

アウディ A6は、2011年に発表された現行型が4代目(先代の「アウディ 100」から数えると7代目)にあたる、いわゆる「プレミアムEセグメント」に属する4ドア・セダン&ワゴン。ドライバーズ・カーとしてはほぼ最上級クラスと言っていいだろう(これより上のクラスになると、オーナーは後部座席に乗ることが多い)。



セダンのA6および以前試乗記を書かせていただいたワゴン・ボディの「A6 アバント」、そして先日ご紹介したスポーティな高性能版「S6」や、SUV的な機能とデザインを備えた「A6 オールロード クワトロ」に続いて、今回加わったA6 ハイブリッドは、アウディによると「環境への意識が高い人に乗っていただきたい」モデルとのこと。JC08モード燃費で「A6 2.8 FSI クワトロ」の11.8km/リッターを17%も上回る13.8km/リッターという燃料消費率を達成しながら、スーパーチャージャー付き3.0リッターV6エンジンを搭載する「A6 3.0 TFSI クワトロ」さえも凌ぐ48.9kgmという最大トルクを誇り、価格はA6 2.8 FSI クワトロより80万円高いだけという、環境だけでなく経済性や動力性能という世俗的な関心もなかなか捨てられないという人にとっても、魅力的に映るモデルではないだろうか。



その注目のハイブリッド・システムは、排気量2.0リッターの直列4気筒直噴ガソリン・ターボ「TFSI」エンジンと、8速ティプトロニック・オートマティック・トランスミッションの間に、1個の電気モーター(交流同期電動機)を挟むパラレル・ハイブリッド式。駆動は前輪のみに伝えられる。エンジンとモーターの間は湿式多板クラッチで切り離すことが可能だ。A6 ハイブリッドは電気モーターのみによる走行にも対応しており、最高速度100km/hまで、60km/hなら3kmの距離を、エンジンを停止したままで走ることが出来るそうだ。



さらにドライバーがフル加速を求める場合、今度は電気モーターがF1で使われるKERSのように、エンジンを後押しする "ブースター" として働き、短時間ながらシステム合計の最大パワー(エンジン+電気モーターで合計245psの最高出力と48.9kgmの最大トルク)を発揮。車両重量1,850kg(A6 3.0 TFSI クワトロと同じ)の車体を0-100km/hまで7.3秒で加速させ、最高速度238km/hまで引っ張る。

なお、「A4」や「A5」などでお馴染みの2.0リッター直列4気筒直噴ターボ「TFSI」エンジンは、ハイブリッド・システムと組み合わせるために、クランクシャフト・ベアリングとターボチャージャーの設定を変更するなど、いくつかの点で改良が施されているという。エンジン単体の最高出力は211ps、最大トルクは35.7kgm。「A4 2.0 TFSI クワトロ」と同等だ。交流同期モーター単体では、それぞれ54psと21.4kgmを発生。上述のシステム合計最大パワーが、単純に両者を足した数値よりも若干低くなる理由は、それぞれのピーク・パワー発生時がうまく重ならないためだとか。




アクセルから足を離せば、エンジンから切り離されたモーターはジェネレーターとしての役割に転じ、減速エネルギーを回生して電気エネルギーに変換し、荷室の奥に搭載された容量1.3kWhのリチウムイオン・バッテリーに蓄える(このため、荷室容量は190リッター縮小されて375リッターとなっている)。

もちろんクルマが停止すればエンジンは即座に作動を停止。A6 ハイブリッドは電動オート・エアコンディショナーを採用しているため、信号待ちや渋滞などでエンジンがしばらくの間止まっていても、独立した電動空調コンプレッサーのおかげで室内温度は快適に保たれるという。

ハイブリッド・システムにおけるエンジンとモーターの一連の動作は綿密に制御されるが、ドライビング・モード・セレクトを切り替えることで、ドライバーは任意の走行モードを選択することが出来る。例えば普段は「Dモード」に設定しておけばエンジンとモーターの両方が効率的に運用されるし、「EVモード」に切り替えれば、プログラム・マップによって電気モーターのみによる走行の比率が高まる。そして「Sモード」を選んだ時には、エンジンを存分に活用した上でモーターをブースト機能として使うスポーティな走行に対応するのだ。



A6 ハイブリッドのコクピットには、通常のタコメーターの代わりにハイブリッド・システムの作動状況を表示するユニークな「パワーメーター」というものが設置されており、ドライバーは常にハイブリッド・システムが現在どんな働きをしているか、トータルな出力は何%が発揮されているか、走行モードはどれが選択されているか、などを視覚的に確認できる。タコメーターのようにそれを見てシフトチェンジするというような、ドライバーが的確な動作を行うために必要というわけではないが、刻々と変化する "マシン" の状態を伝えてくれる計器の類は見ているだけで知的な興奮が呼び覚まされる、という方も多いのではないだろうか。もちろん省燃費走行に限らず、2つのパワー・ユニットから最大限のパフォーマンスを引き出す上で、戦略的ドライビングに役立つ情報を与えてくれる。



アルミ素材を20%以上使用した軽量構造によるボディはA6と共通。外観では「hybrid」のバッジがテールゲート、フェンダー、サイドシルに装着される他、専用ボディ・カラーとしてアークティックシルバーが用意される。18インチ鍛造ホイールのデザインは、タービンブレードを模したという10本スポーク。消費電力の少ないLEDヘッドライトが標準装備となる。

A6 ハイブリッドの価格は690万円(消費税込み)。内外装のカラーや豊富なオプションなど、詳しい情報は以下のリンクから公式サイトをどうぞ。どうしても4輪駆動でなければ、という人には、SUVタイプの「Q5 ハイブリッド クワトロ」が来年の早い時期に日本にも導入される予定だそうだ。


Audi Japan:The New A6 hybrid


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