フォルクスワーゲン
は、商用ミニバンの「キャディ」をベースに、アウトドアテイストの外観を取り入れた"クロス"バージョンを2013年春からドイツ本国で発売することを発表した。

フォルクスワーゲンが展開する"クロス"バージョンは、クロスオーバーなスタイリングを特徴としたバリエーションで、以前より「ポロ」ベースの「クロスポロ」、「ゴルフプラス」ベースの「クロスゴルフ」、「トゥーラン」ベースの「クロストゥーラン」等が用意されてきた。今回発表された「クロスキャディ」もこの流れをくむスタイリングに仕上げられている。なぜか先般日本で発売開始されたパサートは「クロスパサート」と呼ばれず「パサートオールトラック」という名前で登場したが、同車も同じバージョンといえよう。


フロントマスクを正面から見ると現行「トゥーラン」がベースとなっている「クロストゥーラン」とほぼ同じフェイスとなっており、天井の高さと大きなドアミラーの違いが大きく目に付くところだ。"クロス"バージョンの主な特別装備としては、バンパー下部の装飾とシルバーカラーのルーフレール、17インチアルミホイール、205/50R17タイヤ、ブラックフェンダーモールとなっている。




サイドビューとしては後席ドアに両側スライドドアが採用され、商用車ベースのバンの面影を残している。日本では「シャラン」は大きすぎるが、「トゥーラン」にはスライドドアが無いので悩んでいるユーザーが多数いるが、この「キャディ」は程よい大きさでしかもスライドドアが採用されているので意外と日本で人気を博するかもしれない。リヤビューは特に商用車の面影が強くシンプルすぎるコンパクトなリヤコンビランプとなっている。"ギア"として考えれば、リヤゲートに好きなステッカーなどでチューニングする楽しみもこの車らしさかもしれない。


インテリアに目を移すとほぼ「トゥーラン」のエアコンダクトが丸型になり、助手席側のダッシュボードにトレイが装備された程度の違いで、ほぼ同じ様に見受けられる。商用車ベースのため後席の窓が大きく開閉ができない点はファミリーユースとしてはちょっと不便かもしれない。"クロス"バージョンの主な特別装備としては、本革巻きステアリング、本革巻きシフトノブ、本革巻きサイドブレーキレバーなど。加えてライトグリーンのスポーティなカラーの生地をドアパネルやシートに採用し、より明るいイメージとアウトドアテイストを演出している。

ベースとなっている3代目「キャディ」は、2008年から発売されており、ドイツ本国では日本の「ハイエース」のように色々なバリエーションが設定されているが、日本へは未だ導入されていない。ところで「クロスキャディ」の日本への導入であるが、現在のところ未定となっている。前回の東京モーターショーで公開された「クロストゥーラン」の導入が未だにされなされていない状況を考えるとかなり難しいと予想されるが、愛犬家やアウトド派にとっては大量の荷物が収納でき、狭いところでも出し入れらくらくなスライドドアが設定されているということならば導入されれば大きな反響がありそうなモデルだ。ユーロ安を背景にセールスを伸ばして余力があるこの時期に是非導入して欲しいものだ。


ベースとなる「キャディ」


マイナーチェンジ前に設定されていた「クロスキャディ」

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