フォルクスワーゲンの「ザ・ビートル」にスポーティな「R-Line」が登場!
フォルクスワーゲンは12日、「ザ・ビートル」の内外装をスポーティに仕立てるパッケージ・オプション「R-Line」を発表した。

フォルクスワーゲンの「R」と言えば、「ゴルフ」や「シロッコ」のトップ・モデルに付けられる名前として知られている。その開発を行っている部門が、フォルクスワーゲンの子会社として2010年3月に設立された、フォルクスワーゲン R GmbH(有限会社)だ。

パワートレインやサスペンションまで "特別製" が与えられ、独立したモデルとして生産される「ゴルフR」や「シロッコ R」のような高性能モデルに対し、そのイメージや技術的なノウハウを流用しつつ、ベース・モデルの主に内外装のみを、フォルクスワーゲン R社がドレスアップした仕様が「R-Line」である。ヨーロッパではパッケージ・オプションとして販売されており、日本でもシロッコとティグアンにはこのパッケージを装着した仕様が1つのグレードして販売されている。例えば、BMWで言えばM社による「M3」と標準モデルの3シリーズに用意される「M Sport」、アウディなら「S6」と「A6 S-line」の関係に近い。



今回ヨーロッパにおいてザ・ビートルに用意されたR-Lineは、ボディに装着されたエアロパーツとシートを中心とするインテリア・トリム、そしてインチアップされたホイールで構成される。

フロント・バンパーは左右に独立したエア・インテークが開けられ、丸型のフォグ・ランプを搭載。その上に見えるウインカーにはクロームの縁取りが施されている。リア・バンパーはノーマルのままだが、エプロンと呼ばれるバンパー下部にはディフューザーが装着される。フロント・クォーター・パネルには「R-Line」のロゴが付く。

ホイールは18インチの「トゥイスター」が標準となり、オプションでさらに19インチにアップした「トルネード」というポリッシュ・アルミホイールと235/40サイズ・タイヤの組み合わせも装着できる。



インテリアには、サイド・サポートが張り出したスポーツ・シートを装備。表皮には「キャラミ」と名付けられた通気性のよいファブリックと、「サン・レモ」と呼ばれるマイクロファイバーのコンビが採用されている。ヘッドレストは「R-Line」のロゴ入り。ステアリング・ホイールとシフト・ノブ、サイドブレーキ・ノブは「アート・グレイ」カラーのレザー巻きとなる。オプションでシートやドア内張もブラックの革張りにすることが可能だ。

間もなく発売されるヨーロッパでは、ザ・ビートルの中でも「スポーツ」というトリム・グレードにおいてのみ、このR-Lineパッケージは設定されるという。エンジンは1.4リッター・ターボの1.4TSI(160ps)や2.0リッター・ターボの2.0TSI(200ps)、そしてディーゼル・ターボの2.0TDI(140ps)という「スポーツ」仕様に用意される3種類の中からから自由に選択できるそうだ。

価格はボディ・キット+ホイール/タイヤのエクステリア・パッケージのみで1,290ユーロ(約13万円)、インテリアも含めると1,675ユーロ(約17万円)からとなる。ちなみにダックテール風のリア・スポイラーやクロームのマフラー・エンドパイプは、ザ・ビートルの「スポーツ」仕様では標準で付く装備だ(R-Lineパッケージに含まれるものではない)。



3分割されたフロント・エアインテークなどは、昨年のフランクフルト・モーターショーにコンセプトカーとして出展された「ザ・ビートル R」のエクステリアを(大幅に)控え目にした仕様とも言える、このR-Line。動力性能はノーマルで充分だが、内外装にはスポーティな雰囲気を加えたい、という方にとっては、なかなか魅力的なパッケージに映るのではないだろうか。価格も内容を考えれば十分リーズナブルと言えそうだ。今のところ105psの1.2リッター・ターボしか販売されていない日本にも、パワフルな2.0TSIエンジンとともに導入されることを願いたい。
それともエンジンやサスペンションまで "別物" にチューンされるザ・ビートル Rの登場まで待ちますか...!?




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