ガソリン税は止めて走行距離に応じて課税! HVの増加で米が新税導入を検討中
環境にもドライバーのお財布にもやさしいハイブリッド車(HV)の増加は、我々にとっては喜ばしい限りだが、行政側にとってはガソリン税の税収が落ち込むといった頭の痛い問題を生んでいる。そこでサンフランシスコ市のベイエリアを管轄する行政当局は、落ち込んだ税収をなんとか確保しようと、運転距離に応じた新税の検討を始めたという。

都市交通委員会とカリフォルニア州内の9群100都市の自治体で構成されるサンフランシスコのベイエリア地方自治体協会(ABAG)は現在、従来のガソリン税に替わる新課の導入を検討中だ。この新税が導入されれば、ドライバーはこれまでのようにガソリンの給油量に応じて税金を払うのではなく、走行距離をもとに課税されることになる。走行距離を測定するために、エリア内の車両にはすべてGPSが装着されることになるという。

ドライバーの負担は1マイルにつき1セント〜10セント程度に過ぎないが、ベイエリア全体で11億円以上の税収が見込まれている。この新税が導入されることによって、従来のガソリン税を廃止または、税率を低くするのかは現在のところ検討中だということだが、それよりも当局が市民の行動をGPSで管理する点を問題視する声も上がっているという。

委員会のスポークスパーソンはAP通信の取材に対し「安定した税収を確保したいだけで、個人情報を収集する意図はない」と、市民の不安を払拭しようと必死だ。いずれにしても、新課税方法が導入されるのは10年以上先の話なので、心配するには気が早いのかもしれない。

By Chris Tutor
翻訳:日本映像翻訳アカデミー