トヨタ、電動スライドドアを持つ
トヨタが "プチバン" と呼ぶコンパクトな3ドア・ワゴン「ポルテ」が23日、フルモデルチェンジされ、外装の意匠と販売店が異なる兄弟車「スペイド」とともに発売された。

初代が2004年に発売されたポルテは、全長4m以下のコンパクトな車体に、低いフロアと高めにとったルーフから得られる広い室内空間や、助手席側に設けられた電動の大開口スライド式ドアによる乗降性の良さを備えた、いわゆる「トール・ワゴン」と呼ばれる種類のモデル。トヨタでは「ミニバン」より小さな「プチバン」と称している。



今回登場した2代目も、3,995mmという全長と1,690mmの全幅はほとんど変わらず(5mmだけ長くなった)、全高は30mm低い1,690mmとなった。フロント周りなど、先代よりさらに "丸さ" を増したポルテに対し、"「スペース(空間)」と「ワイド(広い)」を組み合わせた造語" を名前に持つ「スペイド」では、ヘッドライトやバンパーにエッジを効かせたデザインとなっている。「ポルテはリラックス感を、スペイドはシャープな造型で存在感を主張」したそうだ。

2,160mmという室内長は先代よりも15mm拡大。室内高は10mm低くなっているが、それでも外寸の "下がり幅" に比べれば立派なもの。いかに室内空間を削らずに全高を抑えるか、ということに腐心して設計されたと思われる。言うまでもなく、全高が下がれば空気抵抗が減るので燃費が向上し、重心が下がることから安定感が増す。1,020mmというスライドドアの開口幅や、300mmというフロアの地上高は先代と変わらず。室内の物入れ等はこれでもかというくらい豊富だ。



すべて直列4気筒のみのエンジンは、1.3リッター・モデルが排気量1,298ccの「2NZ-FE」型から、1,329ccの「1NR-FE」型に刷新。最高出力が87psから95psへ増加している(最大トルクは12.3kgmと変わらず)。にもかかわらず、燃費は先代の16.4km/リッター(10・15モード)から、で19.6km/リッター(JC08モード)へ大幅向上。1.5リッター・モデルはこれまで通り、1,496ccの「1NZ-FE」型が積まれるが、圧縮比を上げるなどの改良が施され、燃費は先代「150r」の16.0km/リッター(10・15モード)から、19.0km/リッター(JC08モード)に、やはりこちらも大きく改善されている。さらにオプションのアイドリングストップ機能を付ければ、1.3リッター・モデルを上回る、20.6km/リッターという低燃費を実現するという。車両重量は先代よりもかえって数十キロ、増加しているのだから驚きだ。なお、こちらは109psの最高出力は以前と変わらず、最大トルクの方が14.4kgmから13.9kgmへと僅かにドロップしている。

トランスミッションは先代の4速ATから、「Super CVT-i」と呼ばれる無段変速に変更された。これが燃費向上にも大きく貢献しているようだ。1.3リッター・モデルは前輪駆動のみ。1.5リッター・モデルでは4輪駆動も選べる。



1.5リッター・モデルは装備の違いで4種類、1.3リッター・モデルはいわゆる「量販仕様」と「廉価仕様」に相当する2種類のグレード展開となっており、ボディ・カラーはポルテとスペイド、それぞれ8色(専用色がそれぞれ2色。残りの6色は共通)、インテリアは(グレードによってシート表皮の違いはあれど)2色、フロント・シートはセパレート・シートと、ベンチ・シートから選ぶことが出来る。さらに「HID」ヘッドライトや「スーパーUVカット」など、6つの「セレクトパッケージ」オプションが用意される。



価格は1.3リッター「V」の145万円から1.5リッター「G」4WDの191万円まで(いずれも消費税込み)。これまでのポルテでは、ユーティリティ性能の高さに注目しながらも、やや中性的なデザインから購入を躊躇っていた男性諸氏にも、スペイドならより抵抗なく乗っていただけるのではないだろうか。ポルテは全国のトヨタ店とトヨペット店、スペイドはトヨタカローラ店とネッツ店を通して販売される。

詳しい情報は以下のリンクから、公式サイトをどうぞ。

トヨタ ポルテ

トヨタ スペイド

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