マクラーレン、開閉式ルーフを備えたオープントップ・モデル「MP4-12C スパイダー」を発表!
マクラーレンは3日、自社開発のスーパーカー「MP4-12C」に予てから噂されていたオープントップ・モデル「MP4-12C スパイダー」を追加すると発表。その概要と画像を公開した。

F1で数々の栄冠を手にしたマクラーレンが、これまでレースで培ってきたテクノロジーを投入して開発した公道用市販スポーツカー「MP4-12C」。そのルーフを開閉式にして、風と陽光とV8ツインターボの咆哮を直接感じることが出来るオープンカーとして仕立てたモデルが「MP4-12C スパイダー」だ。イギリス車なら「ロードスター」と呼びたいところだが、マクラーレンではイタリアン・メーカーがよく使う「スパイダー」の方を採用することにしたようだ。ちなみにオープントップ・スポーツカーの名称として使われる「スパイダー(Spider)」という言葉だが、ルーフのないスタイルが蜘蛛のように低く地に這うような姿に見えるからという語源の他に、「速いもの」という意味の「スピーダー(Speeder)」が変化したという説もある。



注目の開閉式ルーフには、布製のソフトトップではなく、ハードトップ(材質については今のところ未発表)を採用。シート後方のトノカバーが上に跳ね上がり、前後に2分割されたルーフが折り畳まれて収納される(閉じるときには逆に、畳まれたルーフが展開して前方に伸び、ウインド・スクリーン上端と接合する)という仕組みである。このRHT=リトラクタブル・ハード・トップは、センター・コンソールに設けられたスイッチで開閉し、その所要時間は17秒以下。30km/h以下のスピードなら走行中でも操作できる点が、フェラーリの「458 スパイダー」と違うところだ。トノカバーが設置されたことにより、エンジン観賞用のグラス・スクリーンがクーペよりも小さくなっている。ルーフを閉じれば、このトノカバーの下は容量52リッターの荷室となり、そこにぴたりと収まるようにデザインされた特製の鞄が標準で付属する。

クーペから大きく変更されたCピラーには、横転時に乗員を保護するパッシブ・ロールオーバー・プロテクション・システム(受動横転保護装置)が組み込まれ、内部の鉄製構造体が衝撃を吸収すると仕組みになっているという。その間にあるリア・ウインドウは、ルーフと独立して電動で格納可能。オープン時に上げれば、後ろから巻き込む風を防げるし、逆にこれを降ろした状態でルーフを閉じれば、キャビンに流れ込むV8ツインターボ・サウンドを楽しむことが出来る。



MP4-12Cの特徴でもあるシャシーは「モノセル」と呼ばれるカーボンファイバー製のバスタブ型モノコックだが、これは最初からオープントップ・モデルを想定して設計されているので、ルーフを切り離すことよる剛性低下や、それを補強するための重量増加が生じないという。だからMP4-12C スパイダーはオープン・モデルとしては軽く仕上がっており、車両重量はクーペと比べると、ルーフ開閉機構の分、40kg重くなっただけ。ということは1,376kg前後になるだろうか。



パワートレインはクーペ・モデルのMP4-12Cと共通。M838Tと呼ばれる排気量3,799ccの90度V型8気筒ツインターボ・エンジンは、最高出力がこれまでの600psから2013年型では(クーペも)625psに引き上げられた。7速「SSG」デュアル・クラッチ式トランスミッションと共にミドシップ・マウントされ、後輪を駆動する。0-100km/h加速3.1秒、EU基準のモード燃費11.7リッター/kmという数値もクーペと変わらず。最高速度は4km/hほど低く、329km/hと発表されている。



本国イギリスでの価格は19万5,500ポンド(約2,450万円)から。クーペ・モデルのMP4-12Cよりも1万9,500ポンド(約245万円)ほど高い設定だ。日本では3,000万円オーバーになるだろうか。もちろん豊富なオプションを追加して自分好みの仕様を注文すれば、支払う金額はこれより遙かに高くなる。マクラーレンの公式サイトではコンフィギュレーターが用意されているので、購入を考えている方・夢見る方は、1度試されてみてはいかがだろう。ちなみにマクラーレンの正規販売店で実際にオーダーするときにも、ボディ・カラーや内装の見本を見ながら、これと同じコンフィギュレーターを使って仕様を決めるそうだ。MP4-12C スパイダーの納車は今年の11月頃から始まる見込みで、すでに日本でも購入を希望されている顧客から予約注文を受け付けているとか。
コンフィギュレーターは以下のURLからどうぞ。

McLaren MP4-12C Spider configurator

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