マックイーンの愛車だった「275GTB/4」をフェラーリが完全レストアへ
米映画界の大スター、スティーブ・マックイーンの生前の愛車、フェラーリ「275GTB/4」が、フェラーリの故郷マラネッロで蘇ることとなった。

マックイーンは無類のカー・マニアとして知られ、主演映画『ブリット』(1968年)では、映画史上最高と言われるカーチェイスを、スタントマンなしでこなすほど、ドライビングテクニックにも定評があった。その『ブリット』収録中にマックイーンが手に入れた車がこのフェラーリ275GTB/4だ。

彼の生前のコレクションは、有名なオークションで破格の高値をつけられてきた。『栄光のル・マン』(1971年)でスクリーンに登場した1970年型ポルシェ「911S」は、ぺブル・ビーチのクラシックカーオークションで、約1億4,500万円($1,375,000)。珍しいメタリック・ブラウンカラーの1963年型フェラーリ「250GT ルッソ」にいたっては、クリスティーズでなんと約2億4,500万円($2,300,000)で落札されている。オークションによって過去の名車が陽の目を見ることは素晴らしいことだが、残念ながらオーナーの好みでオリジナルとは程遠い改造をされてしまうこともあるという。

今回レストアされることになったフェラーリ275GTB/4も、マックイーンが売りに出した後、手に入れたオーナーにより、ルーフがとっぱらわれ、「スパイダー」そっくりのデザインに改造されてしまっていた。しかし、新しくオーナーとなった人物は、オリジナルの美しいクーペボディを取り戻そうと、フェラーリのレストア部門である「フェラーリ・クラシケ」にこの車を持ち込んだ。熟練工の手で修復が施され、275GTB/4が往年の姿となってオーナーの元に帰ってくる際には、新車時と変わらないデザイン、性能を持つ車として、フェラーリから正式な認定証が与えられることとなっているという。

オーナーの手元にこのフェラーリが帰ってきた際には、また皆さんに報告したいと思う。

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By Noah Joseph
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

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