車両の制御や次世代通信を手がけるAZAPAは、先日開催された"人とくるまのテクノロジー展2012"でEV先行開発車であるAZP-LSEV」を一般公開した。 この車両は沖縄県産業振興公社が公募している"おきなわ新産業創出投資事業"に認定されたプロジェクトとして開発されたモデルで、EVプラットフォーム制御理論および環境耐性インホイールモータの研究開発のために作られたプロトタイプである。

最大の特徴は、後輪に内蔵されたミツバ製のインホイールモーター駆動がもたらす室内空間の広さと、iPadと連動した次世代制御システムを搭載している点である。2つのECU(エンジンコントロールユニット)を搭載し、1つ目でEVの走行システムを制御し、もう2つ目で電池残量や速度などの車両情報を制御している。この2つ目のECUとiPadを専用に開発したアプリを利用してつなげカーナビやメーター表示などの情報をドライバーに提供している。また、車内にはモバイルルーターが設置されており、Wi-Fiでの情報通信をクラウドを使ったSNSとの連携やインターネット上の情報活用などができるようになっている。iPad利用することで、インターフェースがローコストで高性能となり、このような方法が今後の小型モビリティーの定番になって行くだろう。

車両スペックは、全長2500×全幅1275×全高1255mm、300W×2のインホイールモーターを後輪に搭載し、最高時速70km/h、リチウムイオン電池で充電走行距離(30km定地走行)150kmを走破できる。ちなみに車体デザインや設計、製造は"フィアロコーポレーション"が行っている。担当者に伺ったところ、塩害等を受けやすい沖縄で実証実験を行うことで、将来的に海外のリゾート等でのモビリティとして販売していくためのノウハウを蓄積していきたいとのことだ。このようなオープンエアのエンジン音も排ガスも出さないEVが実現すれば、自然がいっぱいなリゾートの足には最適に違いない。

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