スバル、マイナーチェンジした「レガシィ」を発売! 2.0リッター直噴ターボ搭載モデルも!
スバルは8日、「レガシィ」シリーズに改良(マイナーチェンジ)を施して発売。新たに2.0リッター直噴ターボ・エンジン搭載の「2.0GT DIT」が追加された。

スバルが「全レガシィ、全性能進化」とコピーを打っているように、今回のマイナーチェンジは、ステーションワゴン型の「ツーリングワゴン」、4ドア・セダンの「B4」、車高を上げたクロスオーバー・モデルの「アウトバック」というシリーズ全モデルに対して行われ、また改良点もボディ、インテリア、シャシー、ドライブトレーン、安全装備の全方位にわたる。先日お伝えしたように、すでに4月のニューヨーク国際自動車ショーでは一足先に発表済みではあるが、改めて日本仕様の画像とともに各部を見ていこう。



外観では、六角形のヘキサゴン・グリルや、コの字型スモールランプを内蔵したヘッドライトなど、「インプレッサ」や「BRZ」とも共通するモチーフを採用することで、新世代スバル車の「アイデンティティを表現」。フロント・バンパーは下部に明確なスポイラーが左右に張り出し、「ワイド感を強めた」という。アウトバックには「力強さを強調した」という専用グリルと大型フォグランプが与えられている。



インテリアは全グレードでシート表皮を「上質感のある」ものに変更。インパネの加飾パネルの色味も再考された。
速度計と回転計の間には、3.5インチ・カラー液晶を採用した「マルチインフォメーション・ディスプレイ付きルミネセント・メーター」を搭載(最廉価グレードを除く)。また、電動パーキング・ブレーキやSI-DRIVE(ドライブモードを切り替えるシステム)のスイッチの配置を見直すことで操作性を高めたという。



主力ユニットである自然吸気2.5リッター水平対向4気筒エンジンは、SOHCの「EJ」型から、新世代の「FB」型DOHCユニットに替わり、中低速域のトルクと燃費性能が向上。排気量2,498ccから最高出力173psと最大トルク24.0kgmを発生する。組み合わされるトランスミッションは「リニアトロニック」と呼ばれるCVT。パーツやレイアウトを最適化することで従来型よりも軽量・コンパクトになり、レスポンスと燃費性能も改善されているという。駆動方式は4輪駆動(スバルではAWD=全輪駆動と称する)のみ。JC08モード燃費は17インチ・タイヤを履く標準的なグレードで、14.4km/リッター(ツーリングワゴンまたはB4)を達成している。



ボディとシャシーは「理想の足回り」を実現するために剛性を上げ、前後ダンパーとスプリングの減衰力・バネ定数を変更。ブッシュ類のチューニングも見直したことでハンドリングの応答性と操縦安定性を高めたという。目指したのは「意のままに操ることができる」「軽快で安心感の高いハンドリング」だとか。

安全装備に関しては、「ぶつからないクルマ」としてTVCMでもお馴染みの先進運転支援システム「EyeSight(ver.2)」をブラッシュアップ。カメラ画像認識処理の変更や、制御系の見直し等によって「これまで以上に快適で安心感の高いドライビングを可能に」したという。今回新たに採用されたマルチインフォメーション・ディスプレイとも連動し、動作状況や警報を表示することでドライバーにとってはシステムの作動が分かりやすくなった。また、一定車速以上でブレーキとアクセルを同時に踏んだ場合、エンジンの出力を絞ることでブレーキングを優先する「ブレーキオーバーライド」機能も採用されている。



今回のマイナーチェンジで最も注目されるのは、ツーリングワゴンとB4に新たな高性能グレード「2.0GT DIT」が設定されたことだろう。
この2リッター・エンジンは、ボア×ストロークが86mm×86mmということから察せられるとおり、「BRZ」や「トヨタ 86」に搭載されている「FA」型なのだ。一足先に(?)ツインスクロール・ターボが装着されたことで最高出力は300ps、最大トルク40.8kgmを発揮する。BRZのエンジンがポート噴射と直噴を併用するトヨタの燃料噴射システム「D-4S」を採用しているのに対し、こちらはトヨタの助けを借りず、筒内直接噴射のみ。組み合わされるトランスミッションは、高トルク・エンジンに合わせて強化されたリニアトロニック。SI-DRIVEを「スポーツ♯」モードに切り替えれば、8段ステップ変速のマニュアルモードが選択可能になる。JC08モード燃費は12.4km/リッターと発表されている。



4輪駆動システムも自然吸気モデルとは異なり、「VTD-AWD」と呼ばれる不等&可変トルク配分電子制御AWDシステムを採用する。標準時には前45:後55と、後輪寄りにトルクを配分。走行状況に合わせて連続可変制御される。「WRX STI A-Line」にも採用されていることから分かるように、スポーティなAT車向けシステムだ。今回初めて、リニアトロニックとの組み合わせが可能になった。

2.0GT DITでは、足回りも専用にチューニングされている。高速領域での安定性を高めるため、サスペンションの取り付け剛性を強化し、ブッシュ類も硬度アップ、スタビライザー径のサイズも大きくなっているという。対してビルシュタイン製ダンパーは縮み側をソフトに、伸び側をハードに設定されている。18インチのガンメタリック塗装+切削光輝ホイールに装着されるタイヤは225/45R18。外観では他に、専用のデュアル(2本出し)マフラーカッターが高性能グレードの目印だ。スポーティクロスと合成皮革が張られた電動シートには(BRZのレッド・スティッチに対して?)ブルーのスティッチが入る。本革シートもオプションとして選択可能。



この他にも、ツーリングワゴンとB4には、2.5リッターのシングルスクロール・ターボ付きの従来型EJエンジンを搭載する「2.5GT」と、アウトバックには3.6リッターの水平対向6気筒を積む「3.6R」というグレードも引き続き設定されている。

価格は最廉価グレードの「2.5i」で、B4が226万8,000円、ツーリングワゴンは243万6,000円、アウトバックでは269万8,500円。最上級グレード「2.0GT DIT」では、B4が343万3,500円、ツーリングワゴンは359万1,000円。アウトバックの「3.6R」は372万7,500円となっている(いずれも消費税込み)。



これまで、新世代ボクサー・エンジンのFB型は「ターボ化を考慮していない」と言われていた。だがそのFB型をベースに、高い性能を発揮する前提で改良された(と見られる)FA型なら、ターボによる過給も「イケる」ということが分かったわけだ。
となると、BRZにもこのFA型ターボの搭載が期待されるところだが、残念ながらエンジン搭載位置がレガシィよりも低いBRZには、このままのターボ・レイアウトで積むことは難しいと思われる。この辺りは今後の展開に期待するとして、まずは直噴+ターボの新世代ボクサーが登場したことを喜びたい。次期型「WRX」が楽しみである。

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