「日本が世界に誇れるトップレベルのスーパースポーツ」を目指し、トヨタが持てる技術の全てを注ぎ込んで開発したレクサス LFA。「ニュルブルクリンク・パッケージ」は、それをさらに本格的なサーキット走行に対応させるため、各部を "最適化" した仕様だ。言うまでもなく、その名前はドイツにある「世界一過酷な道」として有名なサーキットに由来する。昨年の東京モーターショーに展示されていたので、ご覧になった方もいらっしゃるだろう。

フロントに搭載される排気量4,805ccのV型10気筒エンジンは、標準モデルの560psから571psへと最高出力を引き上げ、ボディにはさらに高いダウンフォースが得られるように、固定式の大型リア・ウイングやカーボンファイバー製フロント・スポイラー、フィン型カナードを装着。乗り心地よりもラップタイムを優先して締め上げられた足回りには、ブリヂストン製ポテンザ RE070タイヤを履いたメッシュタイプの専用ホイールが採用されている。エンジン・パワーの向上とシフトチェンジに要する時間を短縮したトランスミッションのセッティングにより、増加したダウンフォースにも拘わらず、325km/hの最高速度と3.7秒という0-100km/h加速は標準モデルからまったくドロップしていない。
日本における販売価格は、LFAの3,750万円+約700万円のオプションとして設定。僅か500台が限定生産されるLFAの中で、さらに50台のみがこの仕様でオーダーを受け、標準モデルよりも遅れて今年(2012年)から生産が始まっていた。全てのLFAはこれから生産される車両も含めて、すでに "嫁ぎ先" が決まっている。

イギリスに納車された "市販1号車" は、昨年8月に飯田章選手のドライブによって、ニュルブルクリンク・サーキット北コースの量産市販車最速ラップを記録した車両と同じカラーリング。30色ものボディ・カラーが用意されている標準モデルのLFAに対して、ニュルブルクリンク・パッケージ仕様ではこのオレンジの他にブラック、マット・ブラック、ホワイテスト・ホワイトという4色に限定される。ちなみに飯田選手が握っていたステアリング・ホイールは黒と赤のコンビだったが、イギリス在住のオーナーは黒1色のインテリアを選択したそうだ。
なお、昨年ヨーロッパでは、抽選で選ばれた一般のファンをイベントに招待し、このLFA ニュルブルクリンク・パッケージに同乗体験していただくという企画が行われている。トヨタとレクサスには、日本のファンのためにも、ぜひ同様の企画が開催されることを望みたい。
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