【速報】F1開幕戦オーストラリアGP決勝結果!
2012年F1世界選手権がいよいよ開幕。18日にはアルバートパーク・サーキットで開幕戦オーストラリアGP決勝レースが行われた。最終ラップまで激しいバトルが繰り広げられたレースの結果は!?

前日の予選でポール・ポジションを獲得したのは、ルイス・ハミルトン。その横にはジェンソン・バトンが並び、マクラーレン・チームが最前列を独占。3番手にはロータス・ルノーのロマン・グロージャン。2009年シーズンの途中からルノーに加入し、2010年にシートを失っていた彼にとって久しぶりのF1だったが、見事昨年のGP2でチャンピオンに輝いた速さをF1でも見せてくれた。4番グリッドはメルセデスミハエル・シューマッハが獲得。3列目はレッドブルの2台。マーク・ウェバーが5番手につき、昨年のワールド・チャンピオンセバスチャン・ベッテルは6番手からとやや苦しい展開になった。



そして日曜日、決勝レースがスタート。ハミルトンはホイールスピンさせてしまったかやや出遅れ、イン側からバトンが1コーナーを真っ先に制する。期待のグロージャンはスタートでギアが入らず失速、その横をメルセデスの2台とベッテルが抜いていく。後方では多重クラッシュが発生。ウェバーも他車に追突されダメージを負う。13番手からスタートしたザウバー小林可夢偉も混乱に巻き込まれ、リア・ウイングの一部を破損してしまう。



2周目、ベッテルがスタート直後に抜かれたメルセデスのニコ・ロズベルグを抜き返して4位に。8番手からスタートしたウイリアムズのパストール・マルドナドはスタートで遅れたグロージャンをパスしようとして2台が接触。グロージャンはコースから外れ、残念ながらこれでリタイアとなってしまう。

5周目にはマルドナドがコースアウト。出遅れたウェバーと、予選で16位に沈んで後方から追い上げを狙うフェラーリフェリペ・マッサがこれを抜いていく。

これで順位は、バトン、ハミルトン、シューマッハ、ベッテル、ロズベルグがトップ5。続いて予選12位だったフェラーリのフェルナンド・アロンソが6位まで順位を上げて来た。以下ウェバー、マッサ、マルドナド、そして予選でギアボックスを交換したためグリッド降格となり最後尾からスタートしたザウバーのセルジオ・ペレスが10位にまで浮上。可夢偉はチームメイトに抜かれて11位だ。

9周目にはトップのバトンが早くもハミルトンを3秒以上突き放す。2位のハミルトンと3位シューマッハの差は7.5秒。この周、マルドナドがマッサをパスして8位に。次の周でマッサが抜き返したが、またすぐに抜き返される。



11周目、3位を走行していたシューマッハがコースアウト。ギアボックスにトラブルを抱え、コーナー進入時のブレーキングでシフトダウンができなかったらしい。そのままピットレーンへ戻ってマシンを止める。この周の終わりにマッサが早くも1回目のタイヤ交換のためにピットイン。次の周ではロズベルグがピットへ。13周目を走り終えた時にはアロンソと可夢偉がピットへ戻りタイヤ交換。

トップのバトンは16周目を走り終えたところで1回目のタイヤ交換のためにピットへ。同時に3位のベッテル、4位のマルドナドもタイヤを交換する。ハミルトンは1周待たされ、17周目を走り終えてからピットイン。

バトンはトップでコースに戻ったが、2位には18番手スタートだったロータス・ルノーのキミ・ライコネンが上がってきた。3年ぶりにF1に復帰した2007年のワールド・チャンピオンである。続いて硬めのタイヤでスタートしたペレスが3位に残り、以下ハミルトン、ベッテルという順位。

19周目を走り終えてようやくライコネンが1回目のタイヤ交換へ。21周目にハミルトンがペレスをパス。ベッテルもやや遅れて続く。23周目にタイヤ交換を1度終えたアロンソ、ロズベルグ、ウェバーがペレスの前へ。ペレスは24周を走り切ってからピットへ戻った。

これで順位はバトン、ハミルトン、ベッテル、アロンソ、ロズベルグ、ウェバー、マルドナド、マッサ。可夢偉は9位、その後ろにライコネン。



ペースの上がらないマッサに可夢偉が仕掛け、1度は前に出るがまた抜き返されてしまう。その隙にライコネンがこれに乗じて可夢偉の前へ。

2回目のタイヤ交換もマッサから。28周を走り終えてピットへ戻る。続いて31周目を終えた時にロズベルグ、その3周後にアロンソがタイヤ交換へ。

トップを走るバトンが2度目のタイヤ交換をしたのは36周目終了時。このとき、同じチームながら10秒以上の差があることを利用して、同一周でハミルトンもピットへ。ダブル・ピットストップだ。可夢偉も2回目のタイヤ交換へ。

次の周、今年からケータハムと名前を変えたチームの1台、ヴィタリー・ペトロフのマシンがホーム・ストレート上で止まってしまい、これを片付けるためにセーフティ・カーが出動。そこでベッテル、マルドナド、ウェバー、ライコネンが2回目のタイヤ交換のためピットインする。ベッテルはハミルトンの前でコース復帰に成功。2位にポジション・アップだ。ウェバーもアロンソの前に出て順位を上げる。



セーフティ・カーが41周目の終わりに戻り、バトン、ベッテル、ハミルトン、ウェバー、アロンソ、マルドナド、ペレス、ロズベルグ、ライコネン、可夢偉という順位でレース再開。可夢偉はすぐにライコネンをオーバーテイク。9位に上がる。

47周目、13位争いをしていたマッサと今年ウイリアムズに移籍したブルーノ・セナが接触。2台は傷ついたままピットまで戻り、マッサはリタイア。セナはコースに戻るがレース終了を待たずにやはりリタイアしてしまう(完走扱い)。

53周目、可夢偉はロズベルグにブレーキングで仕掛けるが、立ち上がりで惜しくも抜き返されてしまい、オーバーテイクならず。

しかし最終ラップの58周目、そのロズベルグがスローダウン。ペレスとストレートで接触してパンクしたらしい。後続に次々と抜かれ、ポイント獲得の機会すら逃してしまう。

同じく最終周で6位を走行していたマルドナドが縁石にはみ出して単独スピン、コースアウトしてクラッシュしてしまう。

最後尾から上位まで上がり頑張って走行を続けていたペレスだったが、終盤は完全にタイヤが終わって(消耗し切って)いた。ファイナル・ラップで後続に抜かれて順位を8位まで落とす。



優勝は、スタートでトップに立ってから1度もポジションを譲らず、見事なタイヤ・マネジメントで完全にレースを支配したジェンソン・バトン。続いてディフェンディング・チャンピオンのセバスチャン・ベッテルが2位。タイヤの使い方でバトンに差を付けられたハミルトンは3位に終わった。最終ラップで順位を上げた小林可夢偉は6位入賞、8ポイントを獲得した。

最終的なレース結果の順位は以下の通り。

優勝 ジェンソン・バトン(マクラーレン・メルセデス)
2位 セバスチャン・ベッテル(レッドブル・ルノー)
3位 ルイス・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)
4位 マーク・ウェバー(レッドブル・ルノー)
5位 フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)
6位 小林可夢偉(ザウバー・フェラーリ)
7位 キミ・ライコネン(ロータス・ルノー)
8位 セルジオ・ペレス(ザウバー・フェラーリ)
9位 ダニエル・リカルド(トロロッソ・フェラーリ)
10位 ポール・ディ・レスタ(フォースインディア・メルセデス)
11位 ジャン・エリック・ベルニュ(トロロッソ・フェラーリ)
12位 ニコ・ロズベルグ(メルセデス)
13位 パストール・マルドナド(ウイリアムズ・ルノー)
14位 ティモ・グロック(マルシャ・コスワース)
15位 ブルーノ・セナ(ウイリアムズ・ルノー)

次戦、マレーシアGPは一週間後。気温の高いセパン・サーキットでもマクラーレンは強さを発揮するか? それともレッドブルが巻き返すか!? 今年のザウバーはマシンも良さそうので、小林可夢偉の活躍にも期待しよう!

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Image Credit: Rob Griffith, John Donegan, Ross Land, Andrew Brownbill/AP |Clive Mason, Vladimir Rys, Mark Thompson/Getty |Sauber Motorsport AG.

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