F1優勝マシンの名前が付けられたルノ・スポール製ホットハッチ!「クリオ R.S レッドブル RB7」
いよいよ2012年の開幕戦が今週末に迫ったF1世界選手権。昨年、他を圧倒する強さを誇ったレッドブル・チームにエンジンを供給していたルノーは、2011年のダブル・タイトル獲得を記念して、ホットハッチ「クリオ ルノー・スポール」に、F1チャンピオン・マシン「レッドブル RB7」の名前を付けたスペシャル・モデルを発表。ヨーロッパで販売を開始した。

日本では「ルーテシア」という名前で呼ばれるコンパクト・カー「クリオ」に、ルノーのモータースポーツ部門「ルノー・スポール」が、F1やラリーなどの実戦によって培われた技術をフィードバックさせ、スポーツ性能を磨き上げたホット・モデルが「クリオ ルノー・スポール」である。そのコンペティション仕込みのチューニングは、エンジン・足回りはもちろん、ボディの空力性能やインテリアによるドライバーの操作性と "やる気" の向上まで図られ、総合的な完成度の高さからクラス随一のスポーツ・モデルとして定評を得ている。



今回発表された特別仕様モデルは、昨年のF1でドライバーとコンストラクターの両方でチャンピオンに輝いたレッドブル・チームと、そのエンジンを供給していたルノーのコラボレーションによって誕生したもの。その名も「ルノー クリオ R.S.(ルノー・スポール) レッドブル・レーシング RB7」。セバスチャン・ベッテルが「キンキー(変態)・カイリー」と名付け、2度目のワールド・チャンピオンを獲得した最強マシンの名前がそのまま付けられている。

とはいっても、別にエイドリアン・ニューウェイが設計したエアロバーツが装着されている、ということはなく、主に内外装のドレスアップによって "スペシャル度" を高めたという程度に留まり、フロントに搭載された排気量1,998ccの直列4気筒エンジンが、最高出力203psと最大トルク21.9kgmを発生するという、すでに充分ハイチューンなスペックは、通常のクリオ ルノー・スポールと共通。0-100km/h加速6.9秒、最高速度225km/というパフォーマンスも変わらない。



最大の特徴は「プロフォン(フランス語で「深い」という意味)・ブラック」という漆黒のボディ・カラーに、チェッカー・フラッグ・パターンが描かれたルーフと、「シリウス・イエロー」に塗られたF1風のフロント・スポイラー・ブレードやリア・ディフューザー、ドア・ミラーを組み合わせたカラーリング。足回りはサーキットに照準を合わせた「シャシー・カップ」と呼ばれる仕様に、ニュルブルクリンク・サーキットでFF車最速タイムを記録した「メガーヌ ルノー・スポール・トロフィ」と同じ18インチの「インテルラゴス」ホイールを装着し、ブリヂストン RE050Aタイヤを履かせてある。

インテリアには、黄色い糸を編み込んだクロスが張られたレカロ製バケット・シートを装着。自分が記録した0-100km/h加速タイムなど様々なデータを表示することでドライビング・スキル向上に役立つ「R.S.モニタ」というオンボード・コンピュータも標準装備だ。レッドブルのF1マシンとシリアル・ナンバーが刻印されたプラークも付く。



発売される地域はフランス、スペイン、スイス、ベルギー、オーストリアの5カ国に限定され、価格は2万7,900ユーロ(約305万円)。通常ではオプションとなる装備が色々と含まれているため、標準モデルのクリオ ルノー・スポールより4,200ユーロ(約46万円)も高い。

ご紹介しておいて申し訳ないのだが、残念ながら日本では発売される見込みがほとんどない。ヨーロッパ限定ということ以外にも、ベースとなっている現行型「クリオ(ルーテシア)ルノー・スポール」が、日本の歩行者頭部保護基準をパスすることができないからだ。
クリオ自体が間もなくモデルチェンジを迎えるので(今年9月に開催されるパリ・サロンで次期型が発表されると言われている)、4代目をベースにしたルノー・スポールの登場に期待したい。

現在でもクリオの上と下、「メガーヌ」と「トゥインゴ」ならルノー・スポール・チューンのモデルが日本でも手に入る。興味のある方は以下のリンクからルノー・ジャポンのサイトをどうぞ。

「ルノー・ジャポン カーラインナップ」

Related Gallery:ASUS FonePad


■関連リンク
「ルノー・ルーテシア」の高性能版に、ハードな限定モデルが登場!
ニュル最速FF車の心臓を受け継ぎ「メガーヌ ルノー・スポール」が、さらにパワー・アップ!
【ビデオ】インフィニティ「FX セバスチャン・ベッテルバージョン」の市販化が決定!
日産の高級車ブランド「インフィニティ」が、F1のレッドブルと組んで高性能市販車を開発!?
【PR】ルノー・スポールの購入を考える前に!まずは現在お乗りのクルマの買い取り価格を調べてみよう!