【ジュネーブ2012】ジウジアーロの最新作はガルウイング・ドアの4シーターGT!
2010年よりフォルクスワーゲン・グループに属するイタリアのカロッツェリア、イタルデザイン・ジウジアーロは、ジュネーブ・モーターショーに新作コンセプト・カー「ブリヴィード」を出展。スーパーカー並みの動力性能を持ちながら、4人が快適に乗れ、しかも環境に優しいハイブリッドの "グラン・ツーリズモ" だという。


ルーフとドアには大きなガラスが嵌め込まれ、そのガルウイング・ドアを開ければ、4人が同時に(つまり前席を倒すことなく)乗り降り可能。イタルデザインを率いるジョルジエット・ジウジアーロ氏は、「この種のクルマでは犠牲になることが多い後部座席の乗員にも、明るい視界を提供したかったのです。ドライブの間、乗員全員が周囲の景色を楽しむことが出来ます。また、ドライバーからは道路の縁石が見えるので駐車も楽になるでしょう」と語る。



インテリアでもユニークな試みがなされていて、センター・コンソールにはアップル社のiPadが装着できるドックを内蔵。乗員は(ドライバーだけでなく助手席からも)これを使って走行距離・速度など様々な情報を見ることが出来るという。もちろんオーディオやナビゲーション・システムを操作することも可能だ。ステアリング・ホイールの左右両側に設置された2個のスクリーンはタッチ・パネルにもなっており、カメラによる映像を映し出すだけでなく、ダッシュボードのLCDモニターに表示される情報を切り替えたり、エアコンの調節もこれで行えるとか。



フロントに搭載されているパワー・ユニットは、フォルクスワーゲン製の3.0リッターV型6気筒スーパーチャージャー付きエンジンに、1個の電気モーターを組み合わせたハイブリッド。ということは、「トゥアレグ ハイブリッド」からの流用か。ただしV6エンジンの最高出力は(トゥアレグ ハイブリッドの333psから)360psにまで高められており、0-100km/hを5.8秒で加速し、最高速度は275km/hに達するという。4人乗りGTとしては確かに速いが、「スーパーカー並み」とは言い過ぎだろう。CO2排出量は154g/kmというから、(おそらく)同じパワートレインを搭載するポルシェの「パナメーラSハイブリッド」を、動力性能でも環境性能でもやや上回る。8速ATを介して後輪を駆動するというところも含めて、車体はパナメーラSハイブリッドがベースになっているのかも知れない。



面白いことに、イタルデザイン・ジウジアーロはこのブリヴィードの、"仮想"レース仕様車も並べて展示しており、こちらは1970年代後半に無敵を誇った「ポルシェ 935」を思わせる「マルティーニ・ストライプ」が入れられているのだ。イタリアの酒類製造会社「マルティーニ・エ・ロッシ」がサポートするモーター・スポーツ活動「マルティーニ・レーシング」の車両に見られる、お馴染みのカラーリングである。カーボンファイバー製のフロント・スポイラーや大型リア・ウイング、ボンネットに開けられたルーバー(これもポルシェ 935を彷彿とさせる)等が追加されていて、これがなかなかカッコいい。



このブリヴィードのデザイン・開発・製造は、トリノにあるイタルデザイン・ジウジアーロ社ですべて行われたという。ジウジアーロ氏によれば「ガルウイング・ドアだけがコンセプト・カーとしての要素。その他の部分は量産可能なモデルとしてデザインされています」とのことだ。ちなみにブリヴィード(Brivido)とは、イタリア語で「スリル(Thrill)」という意味だそうである。果たして、「パナメーラ」ベースの4シーターGTは、フォルクスワーゲン(または同グループの他ブランド)から登場するのだろうか?  価格次第によっては気になるという人も多そうだ。

Related Gallery:Sony Xperia UL


Related Gallery:Lego Mindstorms EV3, un vistazo más de cerca


Related Gallery:Lego Mindstorms EV3, nuevos modelos - Im&aacutegenes de prensa


■関連リンク
【ビデオ】「フーガハイブリッド」が「パナメーラSハイブリッド」とドラッグレースで対決!
【スパイショット】フェイスリフトした次期「パナメーラ」 を再びキャッチ!
映画で有名な「デロリアン DMC-12」、実車は一体どんなクルマ? オーナーにも訊いてみた!
【PR】フォルクスワーゲンの新型GTが発売されたら!購入を考える前に、まずは愛車の現在価格を調べよう!