Hondaが「良い商品を早く、安く、低炭素で」を基本に、バイクの成熟市場である日米欧でリサーチを行い、ユーザーニーズに応えるべく生まれたのが、ニューミッドコンセプトと呼ばれるグローバルミドルシリーズ。要は、乗りやすかったり、使い勝手が良く、親しみやすいバイクを、こなれた価格で、燃費性能にも優れたモデル。という訳である。

従来のスーパースポーツではなく、乗りやすさ、扱い安さを優先させると、大排気量より、ミドルクラスの排気量で、エンジンのマルチシリンダーの高回転高出 力よりも、気筒数を少なくして、低中速で扱いやすいエンジンで、ビギナーでも十分に乗りこなせるバイクになり、使い勝手が良いとなれば、スクーターのよう にラゲッジスペースがあったりするのが良かったりするのである。

しかも、世界中に同仕様で供給するのだから、当然のように車両価格もリーズナブルになってくる。というわけで、乗る前は、やや?マークが多かったのだが、以前に紹介しているように、海外での映像はそれなりに格好良いし、かなり元気に走っていたりもする。

そして、実車はやはり格好良い。ホンダのクロスオーバーモデルのデザインコンセプトをそのままに、排気量や車体サイズ、コンセプトに合わせたフィッティングが行われて、実際は日本人にはやや大柄かもしれないが、エッジの効いた造形で、締まった印象のもの。

やや、高くて幅があるシートに跨がり、ホンダにしては珍しい直列2気筒エンジンを目覚めさせると、これまた270度クランクの鼓動と排気音は個性的で、上手く調教されたエンジンらしく、不快な振動は1軸1次バランサーで巧みに消されてもいる。

実際に走り出せば、670ccのエンジンは十分な動力性能を発揮して、ピックアップの鋭さ、太い低中速のトルクで扱いやすく、ワイドなギヤレシオで、 210kgの決して軽くはない車体をぐいぐい力強く走らせる。そして、エンジンを低く積み、車体の低重心化が行われていることもあり、軽快だが安定感があ る操縦安定性もなかなか魅力的である。

1クラス、2クラス下に迫る65万円を切る車両価格で、このデザイン、機能、装備と走行性能。予想外の面白い存在であることは確か。今後、よりオンロード 指向のNC700S、スクータータイプのインテグラ。そして、DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)もラインナップされるとのこと。このシ リーズならではのバイクの新たな価値観を創りだしそうな気配もする。



記事元:TRACTIONS

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