今年もダカールラリーが終わった。一年の始まりのこの世界最大のオフロードラリー、南米にその熱戦の地を移してからちょっと面白みに欠けていたようだが、今年、MINI史上最大径のタイヤを履く「MINI ALL4Racing」というブサカワ車に、Mrダカールのステファン・ペテランセルが乗ると言う。嫌がおうにもその戦いぶりが気になった。

このMINI は、この数年世界のクロスカントリーレイドに参戦する「X-Raid」から送り込まれた最新モデル。「X-Raid」はBMW社の株主の一人が率い最強の プライベートチームであり、ペテランセルと言えば、ヤマハで6回、三菱で4回の優勝を誇るダカールの王者、Mrダカールである。

三菱の撤退で「X-Raid」のエースドライバーとなったペテランセルは、このちょっと頼りなげにも見えるMINI でも本命中の本命なのだが、途中、車体とホイール/タイヤサイズに勝るハマーH3に追い上げれて、やはり、砂丘の続くセクションでは苦戦を強いられたが、 終盤はやはり王者ペテランセルらしいレース運びで自身10回目のダカール制覇という偉業を達成した。

ペテランセルが駆ったMINI は、実は「X-Raid」で熟成されたBMW X-3CCのボディだけがMINIスタイルになったものだが、全高が1966mmもあり、ちっとも速そうに見えないのだが、3Lのディーゼルエンジンは、 315馬力を発生し、420Lタンクを積む1900kgの車体で181Km/hの最高速を誇る。ちなみにMINI史上最大径のタイヤはダカールでは鉄板の BF Goodrichの16インチ。

もはや、ダカールでも事故防止の意味からの馬力規制、エコを意識した規制もあり、以前のようななんでもありのモンスターマシンは出てこないのだが、それでもこのMINIだって十分なモンスターマシンである。

元旦にアルゼンチン東海岸のマル・デル・プラタをスタートし、チリのアンデス山脈を越えて、太平洋岸のペルー・リマでフィニッシュした 14日間9000 キロ越えのハードなラリーで優勝したとたん、最初はブサカワだったMINI All4 Racing けっこう格好良く見えてくるから不思議である。

さて、ちょっと気が早いが来年のダカールでは、ペテランセルの優勝記録は更新されるのだろうか。そして、日本からHINOを走らせ参戦を続ける菅原義正さん、トヨタ・ランドクルーザーを駆る三橋淳さんの活躍にも注目してみたい。

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