「東京オートサロン2012 with NAPAC」スバル・ブースから、前回ご紹介したSTIチューンの「BRZ」に続いてもう1台、スバル車専門のパーツ・メーカー「プローバ」がカスタムした「BRZ」をご紹介しよう。

神奈川県横浜市にある「PROVA(プローバ)」は、スバル車に関しては30年の経験と実績を持つチューニング・パーツ・メーカー。スバルの担当者の方によれば、今回のオートサロン出展にあたって「BRZを1台、プローバさんにお任せして作ってもらった」というのが、この「スバル BRZ プローバ・ブラック・エディション」と名付けられたクルマである。

クリスタル・ブラック・シリカに塗られたボディには随所にオレンジ色のアクセントが入り、カスタム・カーらしい妖しさと精悍さを感じさせる。WRブルーのSTI仕様がサーキット志向なら、こちらは夜のストリートが似合いそうな雰囲気だ。



後付け感を敢えて強調したエアロ・パーツは、フロント・スポイラーとサイド・スポイラーに加え、大型のレーシング・リア・ウイングを装着。フロント・フードには大きな2つのダクトが開けられている。リア・バンパー下部(黒い樹脂の部分)はそっくり交換されており、センターから2本出しのマフラーが覗く。BRZのフェンダーにはエア・アウトレット "風" の飾りが付いているが、プローバはこの部分に本当に穴を開け、パンチング・グリルを嵌め込んだ。BRZを買ったらここは何とかしたいと思っていた人も多いのではないだろうか。定番のカスタム箇所になりそうである。

足回りには、オーリンズのDFVキットをアレンジして装着。ホイールはエンケイ RSM9の19インチ、タイヤは225/35R19というサイズのミシュラン・パイロット・スーパースポーツが選択されている。スリット入りローターを採用したブレーキも、もちろん強化されているそうだ。

内装に関しては、シートをレカロ製クロス・スポーツスター・リミテッドに交換。ステアリング・ホイールとダッシュ・パネルにはアルカンターラが張られていた。

主にカラーリングのせいで、一見ファッション性重視のカスタムに見えるかも知れないが、実は1つひとつのパーツは、レース経験に基づいて開発された機能性の高いものばかり。エアロ・パーツやブレーキなど、"ワークス" であるSTIのクルマを凌ぐのではないかとさえ思える箇所も見受けられた。

このクルマは「ショー用として盛りだくさんの内容になっている」が、市販する際には各パーツ単品として発売する計画だとか。



スバル BRZおよびトヨタ 86では、メーカー直系以外のチューナーによって初めて製作されたカスタムとなる、このプローバ BRZ。最終日の15日には、来場者の投票で選ばれる「東京カスタムカーコンテスト2012」において、コンセプトカー部門優秀賞を受賞した。オーナー志望者だけでなく、多くのチューナーに刺激を与えたに違いない。

最初は "吊し" の状態でBRZを購入し、ノーマルのまましばらく楽しんでからカスタムに取り掛かりたいと考えている人にとっては、メーカー純正アクセサリー以上にこうしたチューニング・パーツ・メーカーの製品は気になるところだろう。来年の東京オートサロンでは、このように個性的なカスタムBRZ&86がきっとたくさん並ぶはずである。

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